〜17日目〜 「遂に到達!ゴール 世界遺産「知床」」

17日目

シャキーーン!(朝、目が醒める音)

ゴール目前の気合いの入った目覚めとは裏腹に、時間は「10:00」と...チェックアウトに合わせて、ゆっくり目に起床。(基本的に早くは起きれない...笑)

さぁ、遂に「知床」やで...!!!

テンションのあまり久々に思わず関西弁に戻ります。

朝にシャワーを浴びて、荷物を整理し、準備万端!

チェックアウト後、木内くん達が迎えに来てくれるまで、しばらくフロントで待たせて頂くことに。

ソファーで溜まったブログを書いていると、、

「お兄ちゃん、良かったらドローンで写真撮ってあげようか??」

とオーナーのお母さんに声をかけられ、、

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ドローンで遊んでました!...笑 (パート2)

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「知床行ってきます!」

ヤギの「ふくちゃん」♀とも遊びつつ、晴天の大地の下、楽しく待ち時間を過ごすことが出来ました!

そうこうしていると、木内くん達が宿に到着。

オーナーさん達とはお別れです。

昨晩は楽しかったです!ありがとうございました!

木内くんと太田くんとの一日ぶりの再会に心踊らせつつ車内に乗り込み、いざ出発!!

知床行ってきま〜す!!

斜里郡清里から知床 ウトロを目指して車を走らせます。

道中では、「網走」で別れたあとどうなったのかなどを色々と説明しながら盛り上がっていると、、

海が見えてきました!!

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おぉ、!...めっちゃ綺麗!!

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海岸線沿いをしばらく走り、遂に世界遺産 知床「ウトロ」へ入ります!

車で走る中、とにかく景色が壮大で、今までの道のりとはまた違った大自然の力強さを感じます。

木内くんが以前にも知床を観光した経験があるらしく、彼の知識に基づき、まずは「知床五湖」に向かうことに。

道中にあった「オシンコシンの滝」は通過します。

知床五湖」の駐車場に停車し、そこから遊歩道を歩いて、五湖を観に行きます。

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もうこの時点で、景色が今まで見たことないレベルにずば抜けてて、画面越しでしか見たことないような景色が今まさに眼前に広がっています、、。

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感無量です。

野生動物いるかな〜なんて探してはみたものの一匹も見当たりませんでした。

歩くこと約10分。

知床「一湖」に到着。

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これまた美しい景色に見惚れて、この時点で早くも知床に来ると決めたことは正解だったと確信しました。

(菊池さん、!!(12日目 函館ー札幌でお世話になったご家族)

遂に知床に来れましたよ!!知床は本当に素晴らしいところですっ!!)

記念に一枚写真を撮ってもらいます。

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どうやら「二湖」以降は課金してレクチャーを受けないと観れないらしく、残念ながら時間の制約上、今回は断念することに。

自然世界遺産の空気は十分堪能できたので、特に気にしません!笑

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歩いてきた遊歩道を折り返し、次なる目的地へ!

続いて目指すは「カムイワッカ湯の滝」です。

二日前まで観光バスしか入れなかった道が解禁されているらしく、その道を通って向かいます。

途中、対向車を気にしながら狭い砂利道の中を走ります。

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走ること30分。

到着〜!

車を駐車して、いざ、「カムイワッカ湯の滝」へ!

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、「カムイワッカの滝」ではなく、「カムイワッカ" 湯 "の滝」

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つまり、ここは流れてくる川の水が温かいんです!

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ということで、靴を脱いで川の中を歩きます。

おぉ、たしかに温かい、、!

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凹んで湯が溜まってるところに足をつけるとほぼ足湯です。

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しばらく、足場を見つけて周囲を散策します。

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滝が流れる横を手と足を使って限界までよじ登ると、、

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うん、眺めも最高!!

達成感も得られたので、靴を履いて車に戻ります。

次は〜、、、

時間的に2人が事前に予約した「知床観光船」のフェリー乗り場に向かうことに。

元来た砂利道を走り抜け、フェリー乗り場へと向かいます。

到着!

ここで、僕も彼らが乗る時間のフェリーの観覧チケットを購入。

しめて、、、¥3100なり〜。

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高っ...!

まぁ、でもここまで来たらさすがに躊躇しません!

しっかり知床半島大自然を目に焼き付けてきます!

ちなみに、チケット乗り場から見えるこちらが「ゴジラ岩」

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角度によって見え方が変わるのですが、この角度から見るのが一番ゴジラでした。

さて、チケットも買ってバッチリ乗り場も確認したところで、航行までの余った時間の40分を使って昼ごはんを食べに行くことに。

近くのホテルのカフェに潜入。

うわうわ、めっちゃ良いホテルじゃないですか、、!

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お金高そう、、。大丈夫??

いえいえ、心配ご無用!

木内くんと太田くんは事前に申し込んだパックの中に食事が組み込まれているらしく、激安で食べれるのだそう!

ちなみに、僕の分の昼食はというと、、、 何と彼らにご馳走になりました、、。

ありがとうございます、、!!

本日のパスタ「海鮮となんとかパスタ」です。

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麺はモチモチでとにかくイカがめちゃくちゃ美味しかったです!

太田くん、木内くん、ご馳走さまでした!!

さて、お腹も満たされたところで、いよいよ観光船に乗り込みます!

松島遊覧船よりも大きく、人も多い気がする。

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半島自体もそうだけど、やはり北海道はスケールがデカイ...!

船に乗って15分後。

遂に出航です!

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いってきま〜〜〜す!!!

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遊覧船はこれから「ウトロ」を出発し、半島の半ばにある「カムイワッカの滝」で折り返し、乗り場に戻ってきます。

船から見える知床半島の岩肌に鳥肌が立ちっぱなし、、。

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雄大な自然のエネルギーを感じます。

広角の写真ではイマイチ伝わりにくいかもしれないけど、全てがとにかく大きいんです!笑

眼前にドーンと飛び込んでくる感じ、、。

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こうしてみると、本当に晴れて良かったなーとしみじみ感じます、、。

函館に降り立った時は、向こう一週間の週間天気予報が全て雨で絶望してたぐらいだったもんなー、、。

思い返せば、大事な観光の要所要所では何とか晴れてくれました。

この旅始まって以来、自分って結構「運」が良い。

もしや、俺って「天気の子」なのでは?

(ちなみに、まだ観てない...笑)

観光船での遊覧も30分が過ぎた頃。

大きな目玉スポットが!

「フレペの滝」

通称: 「乙女の涙」

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写真じゃ分かりにくいかもしれないけど、中央の窪んだ部分に流れている滝のようなものがフレペの滝です。

実際に見ても雪解け水のようにささやかな流れでした。

なるほど、「乙女の涙」とは言い得て妙ですね!

船はさらにどんどん知床半島の先端を目指します。

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遊覧船出航から約40分が経った頃、

遂に見えました「カムイワッカの滝

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先程観光した「カムイワッカ"湯"の滝」とは違い、こっちが本流らしいです。

確かにデカイ!!

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先程観たものとは勢いが違います。

船が傾くんじゃないかと思うぐらい観光者達が一気に押し寄せます。笑

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それぐらい惹きつける魅力が凄かったです。

船はこの「カムイワッカの滝」で折り返し、フェリー乗り場へと引き返します。

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約一時間半の旅を終え、港に到着。

お疲れ様でした、、。

いやー、本当に凄かった、、!

最後にふさわしい絶景でした。

さすが自然世界遺産、、大自然の漲る力強さに心が震えました。

ただ、あれだけ絶対見れるよと言われていたヒグマとエゾシカが一匹も見れなかったのは残念でした、、。笑

(後々、現地の人に話すと大爆笑されました...笑)

まぁ、でも快晴の知床を観光できただけやはり相当ラッキーみたいです。

僕が話した限られた人達の中でも、何年も連続で知床に来たけど全部雨だったという人も多かったです。

おかげで先までハッキリと見られて景色は最高でした、、!!

さて、観光船も降りたところで、僕はそろそろ帰りのヒッチハイクも考えなければなりません。

話し合った結果、ギリギリ「オシンコシンの滝」は観れるだろうということで、最後の目的地として向かうことに!

フェリー乗り場からはそう遠くなく、5〜10分程走れば到着しました。

運が良ければここで次に乗せて下さるドライバーさんが見つかるかも、、ということでスケッチブックを持って観光にいきます。

さぁ、最後の知床の大自然!!

しっかり目に焼き付けて来ますっ!!

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うぉぉお!!間近でみる勢いが凄い、、!!

眼前にドーンと飛び込んでくる大きさ。

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まさしくこれぞ滝!!という感じです。

スケッチブックに興味を示して話しかけて下さる方も結構いて、とても満足度の高いスポットでした。

ここでも何枚か写真を撮って頂きました。

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最後にここを巡る決断をして本当に良かったです!

オシンコシンの滝」も堪能して、とうとうヒッチハイクを開始せねばならない時間に。

どこが一番拾いやすいかを話し合った結果、この先にある「道の駅」が一番良いんじゃないかという結論になりました。

確かに、車の出入りも多くて、帰る人も大体道の駅でお土産を買って帰ります。

むしろ、ここ以外ないでしょ!

そんな感じでした。

肝心の行き先ですが、出来るなら先日泊まった「摩周ユースホステル」に知床観光の報告に行きたかったのと、もしくは、釧路のとあるゲストハウスに行きたかったので、「摩周 釧路 方面」に設定しました。

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さて、これで満を持してヒッチハイク開始!!

...の前に、、

道の駅でソフトクリームを食べます。

桃とバニラのミックス、うまっ!! f:id:journey0810:20190831080434j:plain

ここ2日間丸々お世話になった木内くんと太田くんとの別れが何だか名残惜しくなってしまいました、、。

年齢も近いし、男友達3人でドライブ旅行しているみたいでとても楽しかった、、!

2人も僕のこの先の行く末をかなり心配してくれているらしく、宿の時間が許す限り僕のヒッチハイクを見守ってくれることに、、。

うーん、なんだか心強い、、!

拾えたらお別れをする時間はないので、一応ここで最後のお別れをします。

木内くん、太田くん本当にありがとう!!

お陰で最高の二日間でした!!

別れの挨拶も一通り済んだところで、さて、今度こそボードを掲げてヒッチハイクを開始します。

3人でヒッチハイクをしていると勘違いされるとマズイので、彼らは少し離れたところから見守ってくれます。

観光地ということもあってか、結構皆んな話しかけて下さります、、!

ここまでは予想通り。

しかし、殆ど、というか返事を貰えた全員がここで一泊していくという旅行者ばかり。

オォーノー...。

それは予想外でした、、。

え、今日平日ですよね??

帰る人多いんじゃないのかー...。

駐車場を見渡せば、キャンピングカーも多く車中泊する人達が多い模様...。

えー、皆んな帰らないのーーー〜??

こ、れ、は....

もしかして、野宿かな?

道の駅が閉まるまであと30分。

閉まればいよいよここに留まる人しかここには来ません。

いざとなれば、木内くん達が彼らの本日の宿付近である「小清水」まで連れて行ってくれるみたいだけど、そこまで行ったところで結局今日泊まる宿がない、、。

それなら、朝までここで待って、朝イチでここから帰る人を見つける方が良いんじゃないか...?

ふふ...まぁ、世界遺産で野宿も悪くないか...と半ば知床での野宿をポジティブに考えていたその時。

「君、釧路目指してるの??」

1人のおじさんが話しかけてくれました。

「今から釧路は無謀過ぎるよ...。え、なんで釧路に行きたいの?」

僕が摩周・釧路に行きたい理由を簡単に説明すると

「そうか...ところでご飯は食べたの?まだならご飯奢るからそこでちょっと話聞かせてよ」

「あっ...はい!...ありがとうございます!」

これは...成功なのか...?

はじめてのパターンに少し戸惑いながらもお父さんの後を付いていくことに。

少し離れた車の中から見守ってくれていた木内くん達も少し困惑している様子。

とにかく、お父さんに少しだけ時間を貰って、木内くんと太田くんに最後の挨拶をしに行きます。

ありがとう...たぶんこっちは大丈夫そうです!

彼らと本当にお別れし、お父さんの車に乗せて貰うことに。

そのまま車はここから2つ3つ程隣のラーメン屋に停車。

今回乗せて下さった「ミウラさん」。

今日は地元から遥々ラーメンを食べに来たのだそう。

その途中でトイレ休憩で立ち寄った道の駅に僕が居たという訳です。

ミウラさん曰く、地元の人から考えると、僕の掲げた「行き先」はあの時間からして相当無謀なものだったらしい...。

あまりに無謀過ぎて心配になったので声をかけられずにはいられなかったのだそう。

おぉ、、拾っていただきありがとうございます、、。

ラーメンを待ちながら、僕に関するあれこれを色々と話しました。

主にミウラさんが質問を投げかけてきて、それに僕が応えるというスタンスで話が進んでいきます。

やけに、聞き手に回る方だなと感じました。

ミウラさんの情報こそあまり分かりませんが、しかし、不思議と謎の安心感がありました。

ようやくラーメンと餃子が到着。

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ミウラさんのご厚意に甘えて、お腹一杯ご飯を食べさせて頂きました。

旭川の有名店の暖簾分けだというこの店。

たしかに、めちゃくちゃ美味しかったです。

そういえば、北海道に来てからラーメン食べてなかったなー、、。

ミウラさん、本当に美味しかったです!

ご馳走様でした!!

さて、ラーメン屋を出てから車に乗ります。

この先の展開についての予想がつかないでいると

「とりあえず、宿は手配してあげるから。僕はラウスに住んでるんだけど、そっちまで付いてきて貰える?」

え...そこまでして貰えるなんて....。

さすがに申し訳なさが上回りましたが、もう日も落ちていてなり振り構っていられません。

「本当すみません...お願いします。」

そうして、僕はミウラさんの厚すぎるご厚意で知床の「ウトロ」から「ラウス」へと向かうことに。

全く予想できない展開です...。

途中、コンビニに寄ってお金を下ろしたついでにコーヒーをご馳走になりました。

ありがとうございました。

そこから、峠を越えて「ラウス」に向かいます。

峠を走るなか、同じ知床半島の反対側である「ウトロ」と「ラウス」の違いについて教えて頂きました。

ついでに、今日の観光の話になって、僕が

「今日野生動物一匹も見れなかったんですよ〜」

と嘆くと、信じられないという反応を頂きました。

やはり、見れない方が相当珍しいらしいです。

そんな話をしていると、車が突然急停車!

何事かと思って前を見ると、、

道の脇から突然エゾシカが飛び出してきました。

うわっ、デカっ!!

かつて乗せて下さった方が「奈良の鹿なんてバンビだよ〜!」なんて言ってましたが、飛び出して来たエゾシカはマジでそれぐらいのデカさがありました。

そりゃこんなん飛び出して来たら即廃車だよな〜。なんて思いながら再び峠を走ります。

峠に差し掛かったところで、ふと窓の外を見ると、、

え!!

とてつもない数の星達が...!!

うわぁ、すごい!!

フロントガラス越しでもハッキリ見える星の瞬きに思わず感嘆の声が漏れます...。

それを察してか、ミウラさんが峠の頂上で車を停めて下さいました。

車のライトを切って外に出てみると、、

夜空にはこれまで見たことない程の満天の星空が、、!!

北海道に来てから星空を見て感動を覚えたのはこれで3回目ですが、今回の星空は過去2回を凌駕する程の星の数でした。

今まで星座というものをハッキリと意識したことはない僕でさえも、どの星が星座を構成している星なのかが観て分かる程でした。

天の川に北斗七星...。

あれは、北極星...。

星に詳しいミウラさんのガイドにより、初めて夜空に星座を見つけることが出来ました。

生まれて初めて「さそり座」を見ることができました。

さそり座は11月の星座だけど、実際に夜空に現れるのは夏だと教えて頂き、1つ勉強に。

それにしてもここまで綺麗に見えることは中々無いのだそう。

僕は本当に運が良いのかもしれません。

峠を通過する車のライト1つが光るだけで、さっきまで見えていた天の川が途端に見えなくなります。

そりゃ都会では星が見えない訳だよなー、、。

星空を出来るだけ目に焼き付け、車内に戻ります。

出来ることなら、この時間を真空パックに詰め込んで保存したい、、!笑

頂上を超えてこれから車は峠を下りていきます。

しばらく坂道を下ったところで

「これから温泉に行くけど良い?」とミウラさん。

はい!!もちろんです!!

温泉というワードにウキウキしながら峠を下り、、

到着しました「熊の湯」。

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車を下りて、小さい橋を渡り階段を降りると、手作り感満載の掘建て小屋が、、!

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その奥にいきなり見える露天風呂...!!

うぉぉお!!すげぇ!!

周りは高い木々に囲まれていて、それこそその名の通り、湯の煙に誘われて突然クマが茂みから現れてくるんじゃないかと思うぐらいの秘境感...。

硫黄の匂いが立ち込める100%天然温泉にテンションが上がります。

うほぉぉお、、、!!気持ちいい!!

ちょっと熱いけど、まぁ、時間が経てば丁度良い温度!

周りを見回せば、さすが温泉だけあって年齢層はかなり高め。

若い衆は珍しいのかめっちゃ話しかけられます。

色々話して教えて貰いましたが、驚いたことに普段は湯が熱すぎて入ってられないことが多いのだそう...!

兄ちゃん、運が良いねぇ〜!だって..!

そうなんです。

僕はどうやら運が良いんです!笑

ふと、上を見ると天の川が、、。

満天の星空を見ながらの天然の露天風呂。

あぁ、旅に出て本当に良かった...。

心からそう思った瞬間でした。

しばらく仰向けになって、星空を眺めてました。

ふと見ると、ミウラさんが服を着始めていたので、僕も湯を上がることに。

本当に最高の瞬間でした、、!

連れてきて頂きありがとうございます!!

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ちなみに、この温泉なんとタダで入れるんです、、!

いや〜驚きですよね!笑

(小銭を持ち合わせてなくて、寄付出来なかった...すみません!)

あー、とってもいい湯じゃった〜、、、。

さて、風呂も入っていよいよ峠も麓に差し掛かったところで、車で走っていると一件のホテルが見えました。

ミウラさんはハンドルを切って、そのままホテルの駐車場へ停車。

車の中でちょっと待っててと言われ、しばらく待つことに、、。

数分後、ミウラさんが帰ってきました。

「宿を抑えたから、今日はここに泊まってね」

「あ、、え、?、そんな、、すいません!!」

あまりの事態にドギマギしつつも車を降りてフロントへ...。

チェックインのための必要事項を記入して、、気になっていたことを思い切って聞きます。

「あの〜、お金っていくらぐらいかかりますかね...?」

「お金はもう払ってあるから大丈夫。朝ごはんも付いてくるから明日の朝はそれを食べて。」

ええぇぇぇぇえ!!!!!?!!

車の中に居た時から、正直そこまでして下さるつもりなんじゃないかという空気はなんとなく感じていましたが、本当にここまで来ると自分でもどうするのが正解なのかわからなくなります。

ご飯代ならいざ知らず、宿代まで、、。

しかも、このホテル、、、見た感じ結構いい値段しそうだぞ、、。

本当にこれで良いのか、俺は、、!?

頭で考える間もなく、部屋に通される準備が整い、チェックインの手続きが完了します。

頭の中でどうすれば良いのかとグルグル考えていると、「ちょっとこっち座って」とミウラさんに呼ばれます。

言われたままに座ると、今度は「スケッチブックを持って」と言われ、言われたままにスケッチブックを持ちます。

笑って...はい、チーズ。

カシャッ。

「ふふ...これ同僚に見せたら皆んな面白いって言って喜ぶだろうなー。」

ハハハハハッ.....。

えぇー...どのタイミングで何と切り返せば良いのか...。

頭が混乱し過ぎて苦笑いしか出来ない...。

あわあわしてると、最後に「困ったらここに連絡しておいで」と頂いたミウラさんの名刺。

そこに目を落とすとなんと、、

羅臼高等学校 校長」の文字が。

ええぇぇぇぇえ!!!!!!

最後にとんでもないドラマを用意がされていました、、。

そうなんです。

僕は本当に運に恵まれているようです。