〜17日目〜 「遂に到達!ゴール 世界遺産「知床」」

17日目

シャキーーン!(朝、目が醒める音)

ゴール目前の気合いの入った目覚めとは裏腹に、時間は「10:00」と...チェックアウトに合わせて、ゆっくり目に起床。(基本的に早くは起きれない...笑)

さぁ、遂に「知床」やで...!!!

テンションのあまり久々に思わず関西弁に戻ります。

朝にシャワーを浴びて、荷物を整理し、準備万端!

チェックアウト後、木内くん達が迎えに来てくれるまで、しばらくフロントで待たせて頂くことに。

ソファーで溜まったブログを書いていると、、

「お兄ちゃん、良かったらドローンで写真撮ってあげようか??」

とオーナーのお母さんに声をかけられ、、

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ドローンで遊んでました!...笑 (パート2)

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「知床行ってきます!」

ヤギの「ふくちゃん」♀とも遊びつつ、晴天の大地の下、楽しく待ち時間を過ごすことが出来ました!

そうこうしていると、木内くん達が宿に到着。

オーナーさん達とはお別れです。

昨晩は楽しかったです!ありがとうございました!

木内くんと太田くんとの一日ぶりの再会に心踊らせつつ車内に乗り込み、いざ出発!!

知床行ってきま〜す!!

斜里郡清里から知床 ウトロを目指して車を走らせます。

道中では、「網走」で別れたあとどうなったのかなどを色々と説明しながら盛り上がっていると、、

海が見えてきました!!

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おぉ、!...めっちゃ綺麗!!

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海岸線沿いをしばらく走り、遂に世界遺産 知床「ウトロ」へ入ります!

車で走る中、とにかく景色が壮大で、今までの道のりとはまた違った大自然の力強さを感じます。

木内くんが以前にも知床を観光した経験があるらしく、彼の知識に基づき、まずは「知床五湖」に向かうことに。

道中にあった「オシンコシンの滝」は通過します。

知床五湖」の駐車場に停車し、そこから遊歩道を歩いて、五湖を観に行きます。

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もうこの時点で、景色が今まで見たことないレベルにずば抜けてて、画面越しでしか見たことないような景色が今まさに眼前に広がっています、、。

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感無量です。

野生動物いるかな〜なんて探してはみたものの一匹も見当たりませんでした。

歩くこと約10分。

知床「一湖」に到着。

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これまた美しい景色に見惚れて、この時点で早くも知床に来ると決めたことは正解だったと確信しました。

(菊池さん、!!(12日目 函館ー札幌でお世話になったご家族)

遂に知床に来れましたよ!!知床は本当に素晴らしいところですっ!!)

記念に一枚写真を撮ってもらいます。

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どうやら「二湖」以降は課金してレクチャーを受けないと観れないらしく、残念ながら時間の制約上、今回は断念することに。

自然世界遺産の空気は十分堪能できたので、特に気にしません!笑

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歩いてきた遊歩道を折り返し、次なる目的地へ!

続いて目指すは「カムイワッカ湯の滝」です。

二日前まで観光バスしか入れなかった道が解禁されているらしく、その道を通って向かいます。

途中、対向車を気にしながら狭い砂利道の中を走ります。

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走ること30分。

到着〜!

車を駐車して、いざ、「カムイワッカ湯の滝」へ!

お気づきの方もいらっしゃると思いますが、「カムイワッカの滝」ではなく、「カムイワッカ" 湯 "の滝」

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つまり、ここは流れてくる川の水が温かいんです!

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ということで、靴を脱いで川の中を歩きます。

おぉ、たしかに温かい、、!

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凹んで湯が溜まってるところに足をつけるとほぼ足湯です。

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しばらく、足場を見つけて周囲を散策します。

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滝が流れる横を手と足を使って限界までよじ登ると、、

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うん、眺めも最高!!

達成感も得られたので、靴を履いて車に戻ります。

次は〜、、、

時間的に2人が事前に予約した「知床観光船」のフェリー乗り場に向かうことに。

元来た砂利道を走り抜け、フェリー乗り場へと向かいます。

到着!

ここで、僕も彼らが乗る時間のフェリーの観覧チケットを購入。

しめて、、、¥3100なり〜。

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高っ...!

まぁ、でもここまで来たらさすがに躊躇しません!

しっかり知床半島大自然を目に焼き付けてきます!

ちなみに、チケット乗り場から見えるこちらが「ゴジラ岩」

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角度によって見え方が変わるのですが、この角度から見るのが一番ゴジラでした。

さて、チケットも買ってバッチリ乗り場も確認したところで、航行までの余った時間の40分を使って昼ごはんを食べに行くことに。

近くのホテルのカフェに潜入。

うわうわ、めっちゃ良いホテルじゃないですか、、!

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お金高そう、、。大丈夫??

いえいえ、心配ご無用!

木内くんと太田くんは事前に申し込んだパックの中に食事が組み込まれているらしく、激安で食べれるのだそう!

ちなみに、僕の分の昼食はというと、、、 何と彼らにご馳走になりました、、。

ありがとうございます、、!!

本日のパスタ「海鮮となんとかパスタ」です。

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麺はモチモチでとにかくイカがめちゃくちゃ美味しかったです!

太田くん、木内くん、ご馳走さまでした!!

さて、お腹も満たされたところで、いよいよ観光船に乗り込みます!

松島遊覧船よりも大きく、人も多い気がする。

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半島自体もそうだけど、やはり北海道はスケールがデカイ...!

船に乗って15分後。

遂に出航です!

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いってきま〜〜〜す!!!

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遊覧船はこれから「ウトロ」を出発し、半島の半ばにある「カムイワッカの滝」で折り返し、乗り場に戻ってきます。

船から見える知床半島の岩肌に鳥肌が立ちっぱなし、、。

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雄大な自然のエネルギーを感じます。

広角の写真ではイマイチ伝わりにくいかもしれないけど、全てがとにかく大きいんです!笑

眼前にドーンと飛び込んでくる感じ、、。

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こうしてみると、本当に晴れて良かったなーとしみじみ感じます、、。

函館に降り立った時は、向こう一週間の週間天気予報が全て雨で絶望してたぐらいだったもんなー、、。

思い返せば、大事な観光の要所要所では何とか晴れてくれました。

この旅始まって以来、自分って結構「運」が良い。

もしや、俺って「天気の子」なのでは?

(ちなみに、まだ観てない...笑)

観光船での遊覧も30分が過ぎた頃。

大きな目玉スポットが!

「フレペの滝」

通称: 「乙女の涙」

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写真じゃ分かりにくいかもしれないけど、中央の窪んだ部分に流れている滝のようなものがフレペの滝です。

実際に見ても雪解け水のようにささやかな流れでした。

なるほど、「乙女の涙」とは言い得て妙ですね!

船はさらにどんどん知床半島の先端を目指します。

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遊覧船出航から約40分が経った頃、

遂に見えました「カムイワッカの滝

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先程観光した「カムイワッカ"湯"の滝」とは違い、こっちが本流らしいです。

確かにデカイ!!

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先程観たものとは勢いが違います。

船が傾くんじゃないかと思うぐらい観光者達が一気に押し寄せます。笑

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それぐらい惹きつける魅力が凄かったです。

船はこの「カムイワッカの滝」で折り返し、フェリー乗り場へと引き返します。

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約一時間半の旅を終え、港に到着。

お疲れ様でした、、。

いやー、本当に凄かった、、!

最後にふさわしい絶景でした。

さすが自然世界遺産、、大自然の漲る力強さに心が震えました。

ただ、あれだけ絶対見れるよと言われていたヒグマとエゾシカが一匹も見れなかったのは残念でした、、。笑

(後々、現地の人に話すと大爆笑されました...笑)

まぁ、でも快晴の知床を観光できただけやはり相当ラッキーみたいです。

僕が話した限られた人達の中でも、何年も連続で知床に来たけど全部雨だったという人も多かったです。

おかげで先までハッキリと見られて景色は最高でした、、!!

さて、観光船も降りたところで、僕はそろそろ帰りのヒッチハイクも考えなければなりません。

話し合った結果、ギリギリ「オシンコシンの滝」は観れるだろうということで、最後の目的地として向かうことに!

フェリー乗り場からはそう遠くなく、5〜10分程走れば到着しました。

運が良ければここで次に乗せて下さるドライバーさんが見つかるかも、、ということでスケッチブックを持って観光にいきます。

さぁ、最後の知床の大自然!!

しっかり目に焼き付けて来ますっ!!

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うぉぉお!!間近でみる勢いが凄い、、!!

眼前にドーンと飛び込んでくる大きさ。

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まさしくこれぞ滝!!という感じです。

スケッチブックに興味を示して話しかけて下さる方も結構いて、とても満足度の高いスポットでした。

ここでも何枚か写真を撮って頂きました。

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最後にここを巡る決断をして本当に良かったです!

オシンコシンの滝」も堪能して、とうとうヒッチハイクを開始せねばならない時間に。

どこが一番拾いやすいかを話し合った結果、この先にある「道の駅」が一番良いんじゃないかという結論になりました。

確かに、車の出入りも多くて、帰る人も大体道の駅でお土産を買って帰ります。

むしろ、ここ以外ないでしょ!

そんな感じでした。

肝心の行き先ですが、出来るなら先日泊まった「摩周ユースホステル」に知床観光の報告に行きたかったのと、もしくは、釧路のとあるゲストハウスに行きたかったので、「摩周 釧路 方面」に設定しました。

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さて、これで満を持してヒッチハイク開始!!

...の前に、、

道の駅でソフトクリームを食べます。

桃とバニラのミックス、うまっ!! f:id:journey0810:20190831080434j:plain

ここ2日間丸々お世話になった木内くんと太田くんとの別れが何だか名残惜しくなってしまいました、、。

年齢も近いし、男友達3人でドライブ旅行しているみたいでとても楽しかった、、!

2人も僕のこの先の行く末をかなり心配してくれているらしく、宿の時間が許す限り僕のヒッチハイクを見守ってくれることに、、。

うーん、なんだか心強い、、!

拾えたらお別れをする時間はないので、一応ここで最後のお別れをします。

木内くん、太田くん本当にありがとう!!

お陰で最高の二日間でした!!

別れの挨拶も一通り済んだところで、さて、今度こそボードを掲げてヒッチハイクを開始します。

3人でヒッチハイクをしていると勘違いされるとマズイので、彼らは少し離れたところから見守ってくれます。

観光地ということもあってか、結構皆んな話しかけて下さります、、!

ここまでは予想通り。

しかし、殆ど、というか返事を貰えた全員がここで一泊していくという旅行者ばかり。

オォーノー...。

それは予想外でした、、。

え、今日平日ですよね??

帰る人多いんじゃないのかー...。

駐車場を見渡せば、キャンピングカーも多く車中泊する人達が多い模様...。

えー、皆んな帰らないのーーー〜??

こ、れ、は....

もしかして、野宿かな?

道の駅が閉まるまであと30分。

閉まればいよいよここに留まる人しかここには来ません。

いざとなれば、木内くん達が彼らの本日の宿付近である「小清水」まで連れて行ってくれるみたいだけど、そこまで行ったところで結局今日泊まる宿がない、、。

それなら、朝までここで待って、朝イチでここから帰る人を見つける方が良いんじゃないか...?

ふふ...まぁ、世界遺産で野宿も悪くないか...と半ば知床での野宿をポジティブに考えていたその時。

「君、釧路目指してるの??」

1人のおじさんが話しかけてくれました。

「今から釧路は無謀過ぎるよ...。え、なんで釧路に行きたいの?」

僕が摩周・釧路に行きたい理由を簡単に説明すると

「そうか...ところでご飯は食べたの?まだならご飯奢るからそこでちょっと話聞かせてよ」

「あっ...はい!...ありがとうございます!」

これは...成功なのか...?

はじめてのパターンに少し戸惑いながらもお父さんの後を付いていくことに。

少し離れた車の中から見守ってくれていた木内くん達も少し困惑している様子。

とにかく、お父さんに少しだけ時間を貰って、木内くんと太田くんに最後の挨拶をしに行きます。

ありがとう...たぶんこっちは大丈夫そうです!

彼らと本当にお別れし、お父さんの車に乗せて貰うことに。

そのまま車はここから2つ3つ程隣のラーメン屋に停車。

今回乗せて下さった「ミウラさん」。

今日は地元から遥々ラーメンを食べに来たのだそう。

その途中でトイレ休憩で立ち寄った道の駅に僕が居たという訳です。

ミウラさん曰く、地元の人から考えると、僕の掲げた「行き先」はあの時間からして相当無謀なものだったらしい...。

あまりに無謀過ぎて心配になったので声をかけられずにはいられなかったのだそう。

おぉ、、拾っていただきありがとうございます、、。

ラーメンを待ちながら、僕に関するあれこれを色々と話しました。

主にミウラさんが質問を投げかけてきて、それに僕が応えるというスタンスで話が進んでいきます。

やけに、聞き手に回る方だなと感じました。

ミウラさんの情報こそあまり分かりませんが、しかし、不思議と謎の安心感がありました。

ようやくラーメンと餃子が到着。

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ミウラさんのご厚意に甘えて、お腹一杯ご飯を食べさせて頂きました。

旭川の有名店の暖簾分けだというこの店。

たしかに、めちゃくちゃ美味しかったです。

そういえば、北海道に来てからラーメン食べてなかったなー、、。

ミウラさん、本当に美味しかったです!

ご馳走様でした!!

さて、ラーメン屋を出てから車に乗ります。

この先の展開についての予想がつかないでいると

「とりあえず、宿は手配してあげるから。僕はラウスに住んでるんだけど、そっちまで付いてきて貰える?」

え...そこまでして貰えるなんて....。

さすがに申し訳なさが上回りましたが、もう日も落ちていてなり振り構っていられません。

「本当すみません...お願いします。」

そうして、僕はミウラさんの厚すぎるご厚意で知床の「ウトロ」から「ラウス」へと向かうことに。

全く予想できない展開です...。

途中、コンビニに寄ってお金を下ろしたついでにコーヒーをご馳走になりました。

ありがとうございました。

そこから、峠を越えて「ラウス」に向かいます。

峠を走るなか、同じ知床半島の反対側である「ウトロ」と「ラウス」の違いについて教えて頂きました。

ついでに、今日の観光の話になって、僕が

「今日野生動物一匹も見れなかったんですよ〜」

と嘆くと、信じられないという反応を頂きました。

やはり、見れない方が相当珍しいらしいです。

そんな話をしていると、車が突然急停車!

何事かと思って前を見ると、、

道の脇から突然エゾシカが飛び出してきました。

うわっ、デカっ!!

かつて乗せて下さった方が「奈良の鹿なんてバンビだよ〜!」なんて言ってましたが、飛び出して来たエゾシカはマジでそれぐらいのデカさがありました。

そりゃこんなん飛び出して来たら即廃車だよな〜。なんて思いながら再び峠を走ります。

峠に差し掛かったところで、ふと窓の外を見ると、、

え!!

とてつもない数の星達が...!!

うわぁ、すごい!!

フロントガラス越しでもハッキリ見える星の瞬きに思わず感嘆の声が漏れます...。

それを察してか、ミウラさんが峠の頂上で車を停めて下さいました。

車のライトを切って外に出てみると、、

夜空にはこれまで見たことない程の満天の星空が、、!!

北海道に来てから星空を見て感動を覚えたのはこれで3回目ですが、今回の星空は過去2回を凌駕する程の星の数でした。

今まで星座というものをハッキリと意識したことはない僕でさえも、どの星が星座を構成している星なのかが観て分かる程でした。

天の川に北斗七星...。

あれは、北極星...。

星に詳しいミウラさんのガイドにより、初めて夜空に星座を見つけることが出来ました。

生まれて初めて「さそり座」を見ることができました。

さそり座は11月の星座だけど、実際に夜空に現れるのは夏だと教えて頂き、1つ勉強に。

それにしてもここまで綺麗に見えることは中々無いのだそう。

僕は本当に運が良いのかもしれません。

峠を通過する車のライト1つが光るだけで、さっきまで見えていた天の川が途端に見えなくなります。

そりゃ都会では星が見えない訳だよなー、、。

星空を出来るだけ目に焼き付け、車内に戻ります。

出来ることなら、この時間を真空パックに詰め込んで保存したい、、!笑

頂上を超えてこれから車は峠を下りていきます。

しばらく坂道を下ったところで

「これから温泉に行くけど良い?」とミウラさん。

はい!!もちろんです!!

温泉というワードにウキウキしながら峠を下り、、

到着しました「熊の湯」。

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車を下りて、小さい橋を渡り階段を降りると、手作り感満載の掘建て小屋が、、!

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その奥にいきなり見える露天風呂...!!

うぉぉお!!すげぇ!!

周りは高い木々に囲まれていて、それこそその名の通り、湯の煙に誘われて突然クマが茂みから現れてくるんじゃないかと思うぐらいの秘境感...。

硫黄の匂いが立ち込める100%天然温泉にテンションが上がります。

うほぉぉお、、、!!気持ちいい!!

ちょっと熱いけど、まぁ、時間が経てば丁度良い温度!

周りを見回せば、さすが温泉だけあって年齢層はかなり高め。

若い衆は珍しいのかめっちゃ話しかけられます。

色々話して教えて貰いましたが、驚いたことに普段は湯が熱すぎて入ってられないことが多いのだそう...!

兄ちゃん、運が良いねぇ〜!だって..!

そうなんです。

僕はどうやら運が良いんです!笑

ふと、上を見ると天の川が、、。

満天の星空を見ながらの天然の露天風呂。

あぁ、旅に出て本当に良かった...。

心からそう思った瞬間でした。

しばらく仰向けになって、星空を眺めてました。

ふと見ると、ミウラさんが服を着始めていたので、僕も湯を上がることに。

本当に最高の瞬間でした、、!

連れてきて頂きありがとうございます!!

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ちなみに、この温泉なんとタダで入れるんです、、!

いや〜驚きですよね!笑

(小銭を持ち合わせてなくて、寄付出来なかった...すみません!)

あー、とってもいい湯じゃった〜、、、。

さて、風呂も入っていよいよ峠も麓に差し掛かったところで、車で走っていると一件のホテルが見えました。

ミウラさんはハンドルを切って、そのままホテルの駐車場へ停車。

車の中でちょっと待っててと言われ、しばらく待つことに、、。

数分後、ミウラさんが帰ってきました。

「宿を抑えたから、今日はここに泊まってね」

「あ、、え、?、そんな、、すいません!!」

あまりの事態にドギマギしつつも車を降りてフロントへ...。

チェックインのための必要事項を記入して、、気になっていたことを思い切って聞きます。

「あの〜、お金っていくらぐらいかかりますかね...?」

「お金はもう払ってあるから大丈夫。朝ごはんも付いてくるから明日の朝はそれを食べて。」

ええぇぇぇぇえ!!!!!?!!

車の中に居た時から、正直そこまでして下さるつもりなんじゃないかという空気はなんとなく感じていましたが、本当にここまで来ると自分でもどうするのが正解なのかわからなくなります。

ご飯代ならいざ知らず、宿代まで、、。

しかも、このホテル、、、見た感じ結構いい値段しそうだぞ、、。

本当にこれで良いのか、俺は、、!?

頭で考える間もなく、部屋に通される準備が整い、チェックインの手続きが完了します。

頭の中でどうすれば良いのかとグルグル考えていると、「ちょっとこっち座って」とミウラさんに呼ばれます。

言われたままに座ると、今度は「スケッチブックを持って」と言われ、言われたままにスケッチブックを持ちます。

笑って...はい、チーズ。

カシャッ。

「ふふ...これ同僚に見せたら皆んな面白いって言って喜ぶだろうなー。」

ハハハハハッ.....。

えぇー...どのタイミングで何と切り返せば良いのか...。

頭が混乱し過ぎて苦笑いしか出来ない...。

あわあわしてると、最後に「困ったらここに連絡しておいで」と頂いたミウラさんの名刺。

そこに目を落とすとなんと、、

羅臼高等学校 校長」の文字が。

ええぇぇぇぇえ!!!!!!

最後にとんでもないドラマを用意がされていました、、。

そうなんです。

僕は本当に運に恵まれているようです。

〜16日目〜 「映えてる、映えてる!!」

16日目

けたたましく鳴り響くアラーム音。

おはようございます!!

時間は、、、

朝4:00ちょうど!

おはようございます!

無事起きれました。

同じ部屋の向かいのベッドで寝ていた宝田さんも無事起床。

窓の外を見れば晴れていそうだし、これは日の出が見えるかも、、!

部屋の外に出てもう1人の同士「りなちゃん」を起こしに行こうとすると、何と彼女の方が先に起きてました...笑

よし、では摩周湖へ再び出発〜!

昨日の道をまた登っていきます。

車の暖房が効き始めて少し経った頃に、第一展望台に到達。

しかし、宝田さんによると、もっと上の第三展望台の方が綺麗に見えるのだそう。

それはそっちに行くしかない!ということで、第一展望台を通過して第三展望台に向かいます。

しばらく登っていると、昨日同様に霧がとにかく凄い、、!

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深い霧が視界を覆う中、ゆっくり進みつつ何とか無事に第三展望台に到着。

僕が車を降りて、上の様子を観に行くことに!

これが第三展望台から見た摩周湖の景色です。

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「おぉ、すごい!綺麗な湖...!

日の出はどこから登るのかな〜!」

ふぅ...。

冗談はこのくらいにしとかないと、本当に神隠しにでもあいそうだったので、さっさと車に引き返すことに。

車に帰って第一展望台に下ります。

第一展望台に到着。

車を降りて、展望台に向かうと、、、

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おぉぉぉお!!!!めっちゃ綺麗!!!

これが摩周湖...!!

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時間を見ると4:30を過ぎたあたり。

ここから1時間後にかけて日の出が始まります。

僕とりなちゃんは感動しまくって辺りを見回しパシャパシャ音を立ててシャッターを切りまくります。

ぐるっと周りを見回すと、

お、ありました。

摩周湖の説明。

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これによると、摩周湖は透明度日本一を誇るカルデラ湖なのだそう。

カルデラ湖とは火山の噴火で穴が開いた凹地に水が貯まって出来た湖のことです。

だから、摩周湖には川がありません。

改めて湖面を見てみると、さざ波ひとつない穏やかな鏡面がずっと続いているようでした。

音ひとつない静かな空間の中、しばらく待っていると、、

反対側の山が次第に赤く染まってきました!

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お、いよいよ日の出でか!?

赤く光る山の稜線や麓の集落をしっかりと写真に収めてしばらく待ちます。

そこから先はなかなか景色が変わりません、、、。

う〜、とにかく寒い。

宝田さんは車に戻ったり出たりを繰り返しながら、暖をとりつつ待ちます。

何だかんだであっという間に1時間が経過した頃、湖面に強い光が射し始めました。

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うぉぉお!!キターーーー!!

綺麗、、!

その頃には周りを見回すと大勢の観光客が、、!

東側の山の稜線には霧がかかっていて、直接太陽は見えなかったけれど、雲の間から差す光が鏡のような湖面に反射して、これはこれでとても幻想的な世界が広がっていました。

しばらく見惚れて、満足したので宿に戻ることに。

いやー、本当に綺麗だった!

宝田さん、車を出して頂きありがとうございます!!

そこから宿に戻り、僕は冷えた体を風呂で温めてチェックアウトの時間まで眠ることに。

おやすみなさい。

2時間後、チェックアウトの時間になり起きると、宝田さんが支度を済ませてちょうど宿を発つタイミングでした。

僕とりなちゃん、フェルナンド、オーナーさんで宝田さんを見送ります。

最後に皆んなで記念撮影!

オーナーさんがシャッターを切って下さいました。(自分、寝起きすぎて目が開いてないです...笑)

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宝田さん、ありがとうございました!

どうか道中お気をつけて、、!

大阪ー奈良なんでまた直ぐに会えますよね。

チェックアウト後、僕はりなちゃんの車に乗せて貰い、摩周湖周辺をこれから観光することになりました。

そこでりなちゃんとお別れし、そこから知床を目指します。

ちょっとの間ゆっくりして、さぁ行こうか!と外に出ると、、、

オーナーさんとフェルナンドがドローンで遊んでました!笑

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初めて間近で見るドローン。

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蜂の羽音みたいなブーン...って大きな音を立てながら結構なスピードであっち行きこっち行き。

宿の周りの上空を旋回し、上から空撮します。

上から記念撮影。

はい、チーズ...。(あっ、、撮った写真フェルナンドから貰うの忘れてた...笑)

そんなこんなで最後までめちゃくちゃ盛り上がり、遂に僕達も宿を発つ時が。

オーナーさんに「もう一泊してきなよ〜」「捕まらなかったらまた帰っておいで〜」なんて言って頂きながら、大手を振ってお別れしました。

オーナーさんめっちゃ気さくでお茶目だし、景色も綺麗で居心地も抜群に良くて、素敵な出会いも沢山ありました。

摩周湖にお越しの際は、「摩周湖ユースホステル」に是非立ち寄ってみて下さい!!

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さて、「りなちゃん」

これから宜しくお願いします!

ということで、出発進行〜!!

先ずは目的地を「さくらの滝」に設定し、車を走らせます。

行きは登った山道をしばらく下って、真っ直ぐな道をひたすら進んでいくと、右手に何やら良さげな大草原が、、!!

おぉぉぉお!!!!牛も沢山いる!!

牧場だ!!!

2人で興奮して、そこで車を止めて急遽中を見学することに。

近くの牧草地でロードバイクサークルの部員さん達がフリスビーを投げて遊んでます。

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声をかけて混ざりたかったけど、りなちゃんの約束の時間があるので流石に踏みとどまります...!笑

そのまま奥に進むと、子牛が一匹居ました。

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可愛いですねー。

見渡す限り辺り一帯が牧草でテンションが上がります!

たまたま僕らが通りかかったココは

「渡辺体験牧場」さんと言うらしく、どうやら牧場体験が出来るらしい!

中に入るとソフトクリームが売っていたので、迷わず購入。

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「牛のおっぱいミルクソフト」

ほう....。中々にパンチの効いた名前ですね!

どうせなら、牛の近くで食べたいなということで牛のいる奥の牧草地まで歩きます。

それにしても、、、

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何処までも続く真っ直ぐな道!!

限りない青い空!!白い雲!

見渡す限りの若葉色の牧草にたくさんの牛!!

思い描いていた北海道のイメージそのままの世界が目の前に広がっていて、無茶苦茶テンションが上がります!!

風も気持ちいい〜、、これを待ってたんだよ!!

テンションが上がってりなちゃんにお願いして、沢山写真を撮って貰いました!笑

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牧場の空気を堪能したところで、そろそろ出発します。

早くしないとりなちゃんの約束の時間に間に合わない、、!笑

今度こそ「さくらの滝」を目指して出発!

両サイドを牧場や木々で囲まれた道を「カントリーロード」流しながら進んで行きます!

夢叶った〜!!笑

途中「え、ここ入るの?」と疑ってしまうような砂利道を進み、なんとか「さくらの滝」に到着。

おぉ、、!勢いが凄い!!

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「さくらの滝」はサクラマスがぴょんぴょん跳ねるので有名らしいのですが、僕達が観た時は3分程待っても跳ねませんでした、、。

時間もないので、諦めて即出発!笑

次に目指すは「神の子池」です。

これは宝田さんや他の方にも絶対外せないよ!とおススメされた観光スポットなので是非行ってみたかった場所。

僕はここで、りなちゃんとお別れして最終目的地「知床」方面の方を探します。

道中、互いに「大丈夫、大丈夫!」と励まし合いながら、いつ熊が出てきてもおかしくないような狭くて細い砂利道を進み、何とか「神の子池」に到着。

早速、観光を開始します。

流石「神の子池」という名前に劣らず、神秘的!

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たしかに、これは見たことないです、、。

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青い湖底の上を泳ぐ天然のサクラマス

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神の子池の周りをぐるりと一周して、再び駐車場に戻って参りました。

ここで、りなちゃんとはお別れです。

こんなところで本当に大丈夫!?と何度も心配してくれるりなちゃん。

大丈夫、大丈夫!!ココなら絶対知床行く人いるから!と笑顔で答えると、心配しつつもそれなら...と一人車に乗り込み、ここで別れることを承諾してくれました。

心配してくれてありがとう!!

りなちゃんこそ、帰りの道中どうか気をつけて!

ここまで本当に楽しかった!

りなちゃんの車が見えなくなるまで見送った後、早速「神の子池」の入り口でスケッチブックを掲げます。

そこを通る観光客の視線をほぼ100%集めます。

いけるいける...!

さらに、積極的にじゃんじゃん話しかけていきます。

すると予想に反して、殆どが「知床から帰ってきた」という人達ばかり。

おぉ、、そうなんですね、、。

しかし、よく考えてみれば当たり前の話で、今日は月曜日。

普通は観光に行くのなら土日にかけて行くだろうし、わざわざ月曜日から向かう人なんてそう居るはずがない...。

距離はあと少しなのになー、、。

やっぱり曜日を外すと一気にキツくなるなー、、。

携帯を見ると「圏外」。

別の作戦を立てようにもこれでは何も調べることは愚か、連絡も出来ない。

空を見上げると、次第に曇り始めてきました。

くぅ〜、今そこそこにピンチか!?

不安と期待が入り混じり、何だかワクワクします。

ここで諦める訳にはいかないので、その後もスケッチブックを掲げ続けても、やっぱり反対方向を目指す人ばかり。

苦戦していると、僕の隣にスッと3人のロードバイカーが!

「こんにちは!今ヒッチハイクしてて〜...」

簡単な自己紹介と状況を説明すると、親切にも一緒に良案を考えて下さることに...!

弘前大学の自転車サークルの学生さんだという3人。

知床を目指している最中で、自転車がパンクしたためその修理兼休憩に立ち寄ったのだそう。

さすが、ロードバイカー!

アクセスに詳しく、すかさず地図を出してあれこれと教えて下さいます。

ヒッチハイクでここまでって凄いですね〜なんて言われたけど、僕からすれば青森から遥々北海道の広い山道をここまで自力で来たロードバイカーさんの方が凄いと思うし、度胸もあると思いました、、。

僕がやったことなんて、せいぜい道の横に立ってボードを掲げてただけなのに対して、彼らは例えタイヤがパンクして動けなくなったとしても、こうして自分の力で解決するのだから本当に凄いです。

学生さん達と話し合った結果、ここからこのまま「知床」を目指すよりも、一度「摩周」の方に帰って出直す方が良いかもという結果に。

なるほど、、確かにその方が確率高いかもなー。

ということで、ここから摩周方面に向かう方を探します。

観光者さん達に積極的に話しかけていると、遠目からじっとこっちを見てすごく興味を持って下さっているお姉さんがいました。

「お姉さん、こんにちは。僕大阪から来て〜...」

と話しかけると、何とお姉さんも大阪から来たのだという、、!

しかも、行き先がこれから「屈斜路湖」の方面に行くそうで、これなら「摩周湖」と「屈斜路湖」の分岐点あたりで降ろして貰えれば、摩周湖に帰れるかも!

ということで、交渉の末、乗せて貰えることになりました!

その前に、トイレに行きたいので少し待っててと言われ、お姉さんをそこでしばらく待つことに。

「ありがとうございます!

これで帰れそうです〜...」

「いや〜、何とかなったみたいで本当に良かったです〜...」

なんて、色々学生さん達と話してると、目の前を2人の若い男の子達が。

「へぇー、ヒッチハイクしてるんですか!すげぇ...!」

「そうなんです...知床の方に行きたくて!」

「知床か〜、明日行きますよ。知床斜里の方で良いなら一緒に乗りますか??」

え、、、。

....え!!?

えぇええええぇぇえぇ!!!

良いんですか!!!!

まさかのここに来て、知床方面の方と出会えました!!泣

トイレから帰って来たお姉さんに謝罪と感謝の言葉を告げて、知床方面を目指す二人組の車に乗せて貰うことに...!

お姉さん、本当にありがとうございました!!

こっちからお願いしといて本当すみません!!

弘前大学の3人も本当にありがとうございました!!

お陰でとても心強かったです、、!

ヒッチハイカー乗せてみたかった!と意気揚々と盛り上がる2人。

その様子を見て、これは楽しい旅になりそうだと半ば確信した僕。

今回新たに乗せてくれることになった「木内くん」と「太田くん」。

結果から先に言うと、僕は彼らと知床観光を達成し、彼らと一緒にこの旅の有終の美を飾ることが出来ました!

そんな彼らとの出会いがここ「神の子池」でした。

さて、本編に戻ります。

晴れて「知床」の入り口である「知床斜里」まで乗せて貰えることになった僕。

改めて簡単な自己紹介と経緯の説明を済ませて、いざ「神の子池」を出発〜!!

イェーイ!!

元来た砂利道を進み、車が遂に知床を目指します。

行きはあんなに心細くて励まし合いながら進んだ砂利道が、帰りは何だかアトラクションのように楽しい、、!

男3人集まれば大抵のことはポジティブに変換出来ます。

体も大きく性格も豪快な印象の「木内くん」に、飄々としつつもどこか慎重派な印象の「太田くん」

ただ、2人とも心が広くて、好奇心が強くてとにかく気さくで話が止まらず面白い!

車内で色々話しながら、男3人でドライブ旅行をしてるようなこの感じ...帯広まで乗せてくれたウチウラくんとタカハシくんを思い出しました。

今でも連絡くれてます!嬉しい!

ともかく、これで知床斜里まで行けることが決まったので、車内で宿探しを開始します。

あまり良いところが見当たらない中、ようやく一件見つかりました。

清里イーハトーブ...」

どうやら少し離れた「清里町」というところにあるみたいです。

2人に話すと、何とそこまで連れて行って貰えることに!

「いや、やることないし、ちょうど暇なんで全然良いっすよー!」

「気にしないでください!」

と太田くんと木内くん。

心が広いっ!

ほんっとに、ありがとうございますぅう!!

車を走らせること約40分?(車内でずっと話してたので正直全然覚えてない...笑)

本日の宿に到着!

おぉ、めっちゃ綺麗で超良い感じやないっすか!!

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早速中に入るとオーナーさんが来たので、予約が取れているか確認。

バッチリ、問題なさそうです!

ただ、チェックインが16:00かららしく、あと2時間程暇を持て余すことに。

ということで、外で待ってくれていた木内くんと太田くんにお願いして、この辺りを観光することにしました!

話し合った結果、「網走」を観光することになったのですが、太田くんが「網走から清里まで帰ってこれますかね...?大丈夫ですか?」とやたらと心配してくれます。

僕が全然平気ですと伝えてても、「いや〜、結構距離ありますよ...?帰ってこれるか心配だなー...」と慎重な太田くん。

しかし、「網走」まで行っても何とかなるだろうなーという根拠のない自信が僕にはありました。

普通は太田くんの感覚が正しいですよね。笑

ここに来て、僕が異常に楽観的になってしまっているのは分かります。笑

そんなこんなで説き伏せつつ「網走」方面に車を走らせ、とりあえず「網走監獄」に向かうことに。

「網走監獄」到着!

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おぉ、監獄という割には中々綺麗で良い環境...。

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サクッと中を見て回ります。

ここがメインの観光スポットである五方向に放射する舎房です。

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へぇー、こんな感じだったんですねー。

思ったより中は広い感じ、、。

30分くらいで網走監獄を見て回り、2人とは網走駅で解散することに。

彼らと僕は今日、別々の宿に泊まるのですが、明日に車で迎えに来て貰い、そこから3人で「知床」観光をすることになりました。

木内くん、太田くん、今日は本当にありがとうございました!

また明日も宜しくお願いします!笑

網走駅で1人になり、さてどうするかと辺りを見回すと、ちょうど「すき家」があったので、お腹もすいたことだし少し早いけど晩御飯を食べてしまうことに。

食べながら電車の時間を調べると、次やってくる電車は何と2時間後。

もし捕まらなくても、さいあく電車で「清里町」駅まで行けば、そこから歩いて帰ればいいやと思っていましたが、2時間足止めを食らって到着が遅くなるのは不本意だったので、やっぱりヒッチハイクで帰ることに。

まずは、中継地点として釧網線の沿線にある「小清水」を目指します。

網走駅前でスケッチブックを掲げること5分。

「小清水までですよね??良かったら乗っていきます??」

後ろからお姉さんの声が!!

はい!!!ありがとうございます!!!泣

やった〜!!!

しまむらに少し寄るけど大丈夫かどうか確認されたけど、こっちは予定なんてものは全く持ち合わせてないので、全然大丈夫です!!

フッ軽です。ありがとうございます!

今回声をかけて下さったのは「ちあきさん」。

受付のお姉さんのような服装なので、ホテルの受付のお仕事をされてるのかと思ったのですが、事務のお姉さんでした!

仕事帰りに車を走らせていると、たまたま僕がいて、一度通り過ぎたけど気になって、わざわざぐるっと回って戻って来て下さったのだとか。

一度ヒッチハイカーを乗せて話を聞いてみたかったんですって!

うわぁ、、僕なんかで良ければ幾らでも!

お役に立てれば幸いです、、!

途中、ちあきさんのご厚意で「流氷ガラス館」に立ち寄ったのですが、残念...17:00に閉まっちゃってました、、。

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ちなみに、時計を見ると17:06。

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惜しい!!笑

ということで、ちあきさんの用事があるという「しまむら」へ向かいます。

和やかなムードで話しつつ、しまむらに到着!

僕は近くのダイソーへ、ちあきさんはそのまましまむらへ。

各々の用事を済ませて10分後に戻ることにして一旦解散。

僕はダイソーで紛失してしまったペンと明日の朝ご飯のパンなんかを適当に買って車に戻ると、そこには、ちあきさんとそのお友達だというお姉さんがいらっしゃいました。

うわぁ、、本当にヒッチハイカーの人と出会えたんだね〜!

と明るく笑顔のお姉さん。

おっとりした雰囲気からはマイナスイオンが放射状に溢れ出てました。

ちあきさんのお友達の「りこさん」。

同じ職場の同僚らしく、しまむらで会う約束をしていたのだといいます。

りこさん、宜しくお願いします!

ここからは、りこさんの車で「小清水」まで送って下さることになったので、今度はりこさんの車に乗せて頂きます。

綺麗な車内を汚さないように、、、

では、失礼します!

お姉さん2人でヒッチハイカーを乗せてみたかったよね〜と盛り上がってる姿を見て、おぉ、、何か面白い話あったかな...と頭フル回転で記憶を辿り始める僕。

何でもない話でも興味津々で聞いて下さり、終始、お姉さん2人の笑顔の絶えない車内はとても明るく居心地が良かったです。

当初は「小清水」までのドライブのはずが、なんとダイレクトに「清里町」まで送って頂くことに。(清里がりこさんの地元みたいでびっくり!)

道中せっかくだし何処かに寄って行こう!という話になり、向かう途中にある「小清水原生花園」を観光することに。

車を駐車して外に出ます。

うぉぉ、夕陽がめっちゃいい感じ!!

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お姉さん2人と木で出来た遊歩道を渡ります。

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そこで、夕陽をバックに「映え写真大会開催!」

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僕はお姉さんの写真を、お姉さんは僕の写真を撮りあってわー!きゃー!言って楽しんでました。笑

めっちゃ、楽しかったです!

お陰で良い写真がいっぱい残せました!

ありがとうございます!

そして、今度はいよいよ車道の向かい側にある「原生花園」にいざ突入〜!

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早速現れたレトロな駅舎に興奮して、「映え写真選手権パート2」が開催されます。

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スタンドバイミー的なやつ。

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この小さくてレトロな感じ、めっちゃ可愛くないですか??

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踏み切りを超えて丘の上へ続く階段を登っていくと、、

おぉ、オホーツク海のオーシャンビューが!!

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夕陽がまたノスタルジーを演出してくれて「映え写真大会」には最高のロケーションです!

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うわぁあ、めっちゃ良い眺め!!!

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展望台から降りていくと、海岸線沿いを歩けます。

オホーツク海の砂浜に足を踏み入れます。

うわぁ、海だー!

波打ち際のギリギリを歩いていると、少し大きな波が来て、足がびしょ濡れに...笑

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オホーツク海に足をつけてきました!!

1人はしゃぐ僕の後ろでは、ひっそりと「映え写真大会パート3」が開催されていたようで、後から写真をたくさん頂きました笑

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僕も負けじとお姉さん2人の「映え写真」を撮影します。

あ〜、めっちゃ良い!

これは映えですね!

映えてる映えてる!

なんて盛り上がりながら、ぐるっと一周して駐車場へのルートに戻ります。

途中、井戸があったり

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駅舎のイスが超可愛い!なんて盛り上がったり

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本当最高に楽しいひと時でした!

ありがとうございました!!

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ちなみに、僕のお気に入りの一枚はこちら。

「景色を撮るちあきさんを後ろから撮るりこさんを後ろから撮影した」一枚。

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映えてますね〜。

さて、存分に楽しんだところで、改めてここから「清里」へと向かいます。

「地元に住んでるとこんなところに来る機会がないから、こうして良い機会を貰えて本当に良かった!」と笑って喜んでくれるお姉さん達...!

逆に感謝されちゃいました...笑

こちらこそです...!

偶然の巡り合わせで改めて気づくことって一杯ありますよね〜なんて話しながら、車はいよいよ「清里町」駅に到着。

せっかくここまで来たならと、まさかまさかの本日宿泊するユースホステルまで送って下さることに!

本当にありがとうございます!!泣

途中街灯もない真っ暗な道がしばらく続き、「こんな道一人で歩いて帰ってたら泣いちゃうよ〜」とりこさん。

間違いないです..。

お姉さん達に拾って貰えて良かった..笑

遂に宿に到着し、いよいよお別れの時が...。

良い思い出たくさん出来たよ、ありがとう!とお姉さん達。

いえいえ、こちらこそ深い旅の一ページに最高の思い出が刻まれました!!

ちあきさん、りこさん、ここまで、本当にありがとうございました!

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お姉さん達の車が見えなくなるまで見送り、今夜の宿に入ります。

いざ、チェックイン!!

お洒落なログハウスって感じの建物内の説明を受けて、先にシャワーを浴びることに。

シャワーを浴びて、ロビーに戻ると後からチェックインしてきたご家族が盛り上がってました。

簡単に挨拶と自己紹介をして、話を聞いていると、この方達も明日から知床観光をするらしい!

もしかしたら、明日向こうで会えるかもしれないですねー。なんて言いながら、そこから派生して僕の旅の経緯なんかを話していると、小学生の娘さん達がめちゃくちゃ興味を示してくれてあっという間に仲良くなりました!笑

夜遅くまで色々話したり、外に星を観に行ったりして賑やかに盛り上がり、落ち着いたところでそろそろ明日に備えて寝ることに。

さぁ、いよいよ明日は待ち焦がれた「知床」観光です!

晴れると良いな〜!!

〜15日目〜 「別れ、そして新たな出会い」

15日目

ウチウラくん、タカハシくんとカラオケで一泊を過ごし、朝6:00にカラオケ店を後に。

なんと2人でカラオケの代金を僕の分まで払ってくれました、、。

本当にありがとうございました、、!泣

それから、帯広で有名な豚丼を食べるために、「いっぴん」という店がオープンする11:00まで車内でしばらく待機することに。

開店時間まで約5時間弱。

適当な駐車場を探して、車内で他愛ない話をしたり、仮眠をとったりしながら時間を過ごします。

タカハシくんが昨晩にモンスターをがぶ飲みしていたために目がギンギンに冴えて一人眠れなくなっていたのがちょっと気の毒でした..笑

途中、暇すぎて車外に出てウチウラくんの自慢のロードバイクに乗せて貰ったりしました。

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僕は自転車に詳しくないのですが、ウチウラくんのこの自転車。

なんと自転車界のランボルギーニと言っても過言でないぐらい高級で珍しいらしく、見かけたロードバイカーが感動して写真を撮りたいとお願いする程のものだそう...!

そんな高価な自転車と何も知らない奴が並んで写真を撮らせて頂きました...!笑

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少し乗らせて貰ったけど、車体は無茶苦茶軽いし、良く進むし、何より抜群にカッコいい!

ウチウラくん、ありがとう!

貴重な経験になりました...!

そんなこんなで豚丼屋の開店時間の15分前になり、お店にそろそろ向かうことに。

僕達が列の先頭だったけど、開店前にも関わらず、あっという間に行列が...!

すごいな...!

あ、そうだ...!

せっかく人が集まっているのだから、この機会にヒッチハイクをしてしまおうということで、車の中からスケッチブックを取り出し、列の人達にアピールします。

すると、皆さん食いつく食いつく...!!

面白いぐらいに皆さん面白がってくれます...!

あれやこれや質問を受けてる中で手応えを感じるも、釧路方面に乗せて下さる方は見つからず、、!

んー、残念でした...笑

そうこうしていると、開店時間になり、店内へと案内されます。

待ち焦がれた豚丼がいよいよ目の前に!

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うぉぉお!!美味しそう!!

何だか見た目がうな重みたいです。

タレにも炭火の香ばしさがあり、肉は厚さの割にとても柔らかい...!

めちゃくちゃ美味しかったです!

あっという間に完食し、食後のデザートの「杏仁豆腐」のお時間です。

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実はこの杏仁豆腐。

以前にウチウラくんとタカハシくんが「いっぴん」に来た際に食べて、そのあまりの美味しさに感動したのだそう...!

特にタカハシくんに関しては、この杏仁豆腐をむしろ食べに来たとさえ言ってのける程...!

ほーん...杏仁豆腐ねぇー...。

言うて高々「杏仁豆腐」があの豚丼の衝撃を凌駕するなんてこと流石にある訳が...

ホンマや!!!

めっちゃくちゃ美味しい!!

今まで食べたことのない程の弾力感に、濃厚な味わい。

上がりまくったハードルを杏仁豆腐のもちもちの弾力が軽く超えて行きました。

「いっぴん」にお越しの際は是非とも「杏仁豆腐」を注文しましょう。

あー、もう一個食べたい、、。

お腹一杯満足してお店を後に。

お昼ご飯こそは自分で払うつもりだったのですが、またしてもタカハシくんが奢ってくれました、、。

何とお昼ご飯までも、、。

本当にありがとうございます!!泣

ほんと2人には感謝の気持ちで頭が上がらないです!

大阪に来た時は僕がおもてなしするね!!

豚丼屋を後にして、ついに彼らとのお別れの時がすぐそこまでやって来ました。

旭川ー帯広までの約200km。

一晩を共にし、時間にして約18時間程。

彼らと共にした記憶は僕にとってこの旅の中でもかなり濃い思い出深いものになりました。

本当に会えて良かった、また会いたいな...。

次のヒッチハイクポイントまで送って貰っている車内で、そんな気持ちが溢れてきます。

そうして車はとうとう次のポイントである38号線沿いのコンビニ前に到着。

最後に、出会えた記念に写真を撮っていただきました。(通りがかったお父さんありがとう!)

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最後まで労いと励ましの言葉を貰いながらそのまま笑顔でお別れ!

ウチウラくん、タカハシくん

本当に本当にありがとう!!

絶対「知床」行ってきます!!

また会おうね!

彼らがコンビニで買い物している間に、僕は38号線沿いでヒッチハイクを開始。

天気もロケーションも最高で、良い出会いに恵まれた僕は、最高に清々しい気持ちでヒッチハイクに臨めました。

3分後。

一台の「釧路」ナンバーの車が目の前で右折し、コンビニの駐車場へと入って行きます。

まさにその瞬間、僕は、運転手の男性としっかり目が合い、しかも笑ってくれたように感じました。

僕はこれまでの経験から半ば確信に近い手応えを感じながら、小走りでその車に駆け寄ります。

「すみません、お兄さん。良ければ釧路まで乗せていただくことは出来ませんか??」

「あ、良いですよ!」

おぉぉ!!きました!!!ありがとうございます!!!!

その頃、ウチウラくん達の車の方を見ると、ちょうど買い物を終えた彼らが、車内から僕のヒッチハイクの様子を伺っているところでした。

あまりのヒッチハイク成功のスピードの速さに笑っている彼らとその喜びのあまり笑っている僕。

本当に最後の言葉を交わし、大手を振って彼らとお別れしました。

バイバイ!...またいつか!

今回、新たに釧路までご一緒させて頂けることになった男性「ヒナイさん」。

車内には綺麗な彼女さんが乗っていて、思わずなんかお邪魔してしまいすみません...!という気持ちに...笑

彼女さんも含め快く乗せて下さり、とにかくひと安心しました...。

ヒナイさんがコンビニに飲み物を買いに行った際に、僕の分のコーヒーまで買って下さいました。

ありがとうございます!

ヒナイさんは声が低くて体格も良く、一見強そうな方という印象だったのですが、話してみると物腰がとても柔らかく、気遣いもよくされて、とてもカッコいい方でした。

途中に寄った道の駅ではソフトクリームもご馳走になりました。

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とても美味しかったです、本当にありがとうございました!

普段はお仕事で消防隊員をされているというヒナイさん。

僕のヒッチハイクの話を、自分も是非してみたかったと興味津々で聞いて下さいます。

そんなヒナイさんをヒッチハイクの道に誘うようにそそのかします!笑

「やってみましょうよ〜、とっても楽しいですよ!」

ヒナイさんもすっかりその気になり、いつか関西に来た時は是非会いましょう!と約束しました。

ヒナイさんならきっと旅の中で素敵な出会いに恵まれると思います...!

緑の中を抜けて、車は今度は海岸線を走ります。

何処までも真っ直ぐ続く道。

目まぐるしく移り変わる景色。

僕は北海道の景色が大好きです。

車窓を流れる海の景色をすげえ、すげぇ!言いながら眺めていると、

「寄ってみます?」

とヒナイさんと彼女さん。

「え、良いんですか!」

やった!!

そのまま近くの道の駅に停車し、海岸を少し歩きました。

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海風がとても心地よかったです。

少し休憩しながら、今日の宿についての話になり、僕が「摩周湖の宿」と「釧路の宿」で迷っていると伝えると、何と急遽予定を変更して摩周湖まで連れて行って貰えることに!!

「良いじゃん、行ってあげようよ!」

と彼女さんがかなり明るく気さくな方で終始ノリノリだったのがとても嬉しかったです!

ありがとうございます!!泣

摩周湖に向かう人は主に観光客が多いので、土日を外すと程近い距離の釧路からでも向かう人はなかなか居ないだろう...と考えていたので、ヒナイさん達に連れて行って頂けることになってとても嬉しかったです、、!

本当にありがとうございます!!

そこから摩周湖方面に向けて走る車の中では、色々な音楽をかけながらさらに盛り上がりました!

車内のBGMは彼女さんが担当で、彼女さんが手持ちのスマホで選曲するのですが、飽き性らしくほとんどの曲がサビ前で変えられてしまうのが面白かったです!

物真似系ユーチューバーだったり即興で曲を歌うユーチューバーだったり、、。

色んな人の音楽を聴きながら皆んなで爆笑してました。

あぁ、楽しかったな、、!

盛り上がる中、次第にどんどん周りの景色が山道に。

とうとう到着です!

少し迷いつつも、何とか今晩お世話になる「摩周湖ユースホステル」まで連れてきて頂くことが出来ました!

ヒナイさん、彼女さん本当にありがとうございました!!

絶対ヒッチハイクで大阪まで来て下さいね!

是非また会いたいです!

(写真は途中の海岸線で撮りました) f:id:journey0810:20190829221512j:plain

さて、今回お世話になる「摩周湖ユースホステル」。

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見たところ人は居なくて、外観は古い、?感じ。

さぁ、どんなところだろうかとウキウキしながら玄関を潜ります。

おぉ、、結構オシャレ!!

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思っていたよりも内装が綺麗で、オレンジの照明が温かく、フロントはお香の匂いがして予想していたよりも遥かに素敵な感じではありませんか...!

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フロントのベルでオーナーさんを呼び、チェックイン。

例の如く軽い自己紹介を済ませ、今一番気になっていることを思い切って聞いてみます。

「知床に行きたいんですけど、ここから知床方面に向かわれる方っていますかね??」

「うん、いっぱいいるよ!ヒッチハイカーも結構泊まるし、運が良ければ今晩の宿泊者に連れて行って貰えるんじゃない??」

うぉぉぉぉおおお!!!マジっすか!!!!遂にキターーーーーーーーー!!!!

ようやくゴール「知床」への道が見えました!!

「よっしゃー!!!!」

この時、僕は絵に描いたようにガッツポーズをし、フロントの方に盛大に笑われました。

宿の設備の説明を受けます。

ここが、共用のラウンジ。

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ランドリー。

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今日泊まる部屋です。

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僕のベッドは部屋の左奥で、向かいのベッドには既に別の宿泊者の方が居ました。

どんな方だろう...ワクワク!

オーナーさんにお風呂先に入っちゃいなよ♪と言われたので、お風呂に入ることに。

シャワーしかない宿泊施設に慣れていたので、ちゃんとした浴場がある施設は久しぶり。

テンションが上がって、この先数日分のお風呂をじっくり堪能するように長風呂していると、別の宿泊者の方たちが!

湯船に浸かりながら、自己紹介とこれまでの旅の経緯なんかを話します。

「大阪からって凄いね!ちゃんと乗せてもらえた?」

「はい、皆さんとても優しいんですよ。〜...」

色々と話していると、僕が目指している「知床」は「ウトロ」の方で、この方達は同じ知床でも「ラウス」の方に行くのだと言うことが分かりました。

簡単に説明すると、世界遺産の観光地として人気なのが「ウトロ」。

漁業などが盛んなのが「ラウス」であまり行く人がいないらしい、、。

そして、この方達はラウスに「カラフトマス」を釣りに行くのだとか。

へぇー、凄い!

もっと話聞いてみたいと思っていたところで、おじさん達がのぼせて先に風呂を上がっていきます。

上がった後に是非ラウンジで話そうということになりました。

風呂上がりにはこの辺りを散策しようと思ってたのですが、予定変更!

ラウンジにお喋りしに行きます。

ラウンジに着くと、おじさん達にビールとおつまみを分けて頂き、色々と話に花を咲かせます。

数十分話した後に、おじさん達が外のレストランにご飯を食べに行くというので、そこで一旦解散します。

おやすみなさい、、!また明日会えたら会いましょう!

1人になったラウンジで悠々自適に過ごしていると、、

1人の男性がやって来ました。

「こんにちは!何処から来られたんですか??僕は大阪からヒッチハイクで〜」

より話が弾むように、掴みとしてはバッチリな自己紹介をすると

「へぇ!凄いなぁ!大阪から来たん?僕は奈良から来て〜...」

おぉ!...こんなところでまさか出身が近い方と出会えるなんて!!運命感じる!

今回知り合った「宝田さん」は、奈良からお越しの方で数日の間「摩周」一帯を観光されていて、明日飛行機で地元に帰られるのだという。

地元トークで一通り盛り上がった後、「まぁまぁ...このカニ玉でも食べてくださいよ...」ということで晩御飯を分けて頂き、一緒にビールを飲みながらお互いの旅のあれこれについて話していると、

「ハロー!」

1人の外国人の男性がやって来ました。

「ハロー!」

先日のゲストハウス生活で外国人に対してあまり距離を感じなくなった僕は、たどたどしい英語で積極的に話しかけに行きます。

なんだかんだで宝田さんも巻き込んで3人で英会話をすることに...!笑

宝田さんも僕も英語を話せなかったけれど、言葉に詰まりながらも単語を繋ぎ合わせて何とか会話を交わしていきます。

すると意外にもお互い意思疎通が出来ました、、!

彼の名前は「フェルナンド」

スペイン出身で、これまでに何カ国か周っていて、趣味はツーリング。

SUZUKIのバイクが愛車で北海道にもツーリング観光をしに来たのだという。

フェルナンドに日本のおススメ観光スポットなんかを四苦八苦しながら説明していると、また新たな来客がやってきました!

こんばんは!

「りなちゃん」は、絶賛一人旅中らしく、明日お兄さんと釧路で合流し、明後日に親御さんと合流して観光するというちょっと変わった旅行形態をとる女の子。

彼女も新たに加わり、英会話教室が再開...!

かと思いきや、フェルナンドがおもむろにスマホに向かってスペイン語を喋り始めます。

すると、スマホには完璧な日本語訳が。

Google先生、、、!!

てか、文明の利器スゴっ...!!

高度だと思われる日本語をスマホに話しても、完璧にスペイン語に訳されているようで齟齬なく会話が進みます。

秘技「Google翻訳」により、結構込み入ったコミュニケーションが取れました。

テクノロジーの進歩に乾杯...!!

(英会話はどこに行ったんや...笑)

すると、気づけば何だかフロント付近が騒がしい。

何だろう...とフロントを覗くと、数分前にチェックインしていたご家族がどうやら外に出る様子だったので、気になってラウンジから声をかけると、今から摩周湖に星を見に行くのだそう。

面白そう!ということで、宝田さんに車を出して頂き、僕とりなちゃんも同行することに!

夜中の摩周はとても寒くて、お互いに「寒い、寒い」言いながら急いで車に乗り込みます。

こんな夜中に皆んなで「星を観に行く」ってなんか旅の醍醐味って感じがして良いな、、!

摩周湖を目指して、街灯もない山道を車で上がっていきます。

途中エゾシカが飛び出してきたらヤバイですねーなんて話しながら、摩周湖の「第一展望台」に到着。

早速、車から降りて空を見上げます。

うーん、雲がかかってて、あまり見えないなー。

しばらく、皆んなで寒い寒い言いながら、空を見上げていると、雲が晴れて突如満天の星空が、、!

うわぁー、凄い綺麗、、!

天の川が見える、、!

しばらくじっと星空を眺めていると、いつのまにかまた雲がかかって見えなくなりました。

待っても再び星空が顔を出すことはなかったので、車に戻ってここからさらに標高の高いところにある「第三展望台」を目指すことに。

第三展望台を目指す途中、深い霧がかかったせいで数メートル先ですら見えない時間が続きます。

視界の悪い中、進むこと約10分。

第三展望台に到着。

うん、もちろん見える訳がない!!!

寒い!よし、帰ろ!!

諦めは肝心ですね。笑

帰りの車内で明日の朝、摩周湖に日の出を見に行こうという話になりました。

日の出から逆算して朝4:00に起きないといけないそう、、。

朝4:00かー。起きれるかなー、、。

3人で寝坊の心配をしながら宿まで戻ります。

果たして、明日は無事に朝4:00に起きれるのか!?

〜14日目〜 「目指せ帯広!」

14日目

お姉さんに送って頂いたネカフェで朝目覚めると、、

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おぉ!!晴れてる!

ということで、昼前には支度をしてネカフェを出ます。

久しぶりに拝むことが出来た青空!

んー、心も晴れます。

昨日お姉さんに教えて頂いたように、厚別区の12号線から旭川方面に向かう車をヒッチハイクします。

少し歩いて、近くに良さげなヒッチハイクポイントを発見。

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ここで、ボードを掲げること約5分。

後ろから突然クラクションが...!

振り返ると、女性がこちらに向かって手を振っていました。

ありがとうございます!!

すぐさま駆け寄り、旭川の途中の地点である「岩見沢」まで乗せて頂けることに。

車内では、これまでの経緯やこれから道東まで向かうにあたり、どう進んで行くのが良いかなど色々とアドバイスを下さいました!

こうして「岩見沢」の良さげなポイントまでわざわざ送って頂きました。

とても親切なご夫婦で、奥さんにはお茶を二本も頂き、最後に笑顔でお別れしました。

ありがとうございました!!

そこから、すぐに岩見沢旭川に向かう車をヒッチハイクします。

ネカフェを出てからかなり順調に進んでいたことや天気が良いことも相まってか、何だかヒッチハイクがとても楽しい、、!

青空の下、爽やかな風を受けながら車道の縁石に立って高らかにボードを掲げます。

ここに来て、心に一切の曇りがなくヒッチハイクが出来るようになっている自分に改めて気づきます。

晴れやかな気持ちで掲げること10分程。

目の前に一台の車が停車。

助手席の窓が空き、中から1人の男性がこちらを覗きます。

旭川まで乗せていってあげるよ。」

「本当ですか!ありがとうございます!」

旭川まで退屈で丁度話し相手が欲しかったのだというお父さん。

「お陰で高速に乗ってもこれで退屈しない」と僕が同乗したことを喜んでくれました。

車内では、お父さんの博識ぶりが遺憾なく発揮され、旭川方面へ向かう途中に見える景色から様々な地理的な知識やうんちくを教えて下さいます。

なんか僕の方が逆に楽しませて頂きました!笑

約一時間半後、旭川に到着。

有難いことに、宿泊に困らないようにとお父さんには旭川のネカフェがある通りまで送って頂きました。

ありがとうございました!!

さて、本日の宿も確保できたことだし、これから進むか留まるか...。

あるいは、この先「北見方面」を目指すか、「帯広方面」を目指すか。

どうするか決めるために、休憩がてら近くのマクドに入ります。

旭川まで来れた安心感と久しぶりの昼食を摂れた満足感で少しゆったりしていると、外では急に雨が、、、。

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あー雨かー。

今日はもう大人しく旭川に留まろうかなー。

しばらく考えた挙句、やっぱりやれるだけのことはやってみようという結論に。

土曜日の内になるべく進んでおけるだけ道東に近づいておく方が懸命だと判断しました。

そうと決まれば早速ヒッチハイクを開始!

荷物が雨に濡れないようにカバーをかけて、カッパを着て、国道沿いにボードを掲げます。

雨の中、目の前を通過する車の運転手は皆んなこちらを見て通り過ぎていきます。

「北見」ナンバーが居ないかどうかを目を凝らしつつ、アピールを続けること約10分。

マクドの駐車場から呼ぶ声が、、!

女性が車の中から僕を呼んでいました。

雨の中急いで駆け寄ると、どうやらご家族の方らしく、中には3人の小さな娘さんと若いご夫婦が!

手振ってくれてめっちゃ可愛い、、!

北見までは行かないけれど、北見方面の車が走る高速の手前までなら行けるからと、雨の中立ち尽くす僕を見てどうやら声をかけて下さったみたいです。

そうなんですね...ありがとうございます!

んー、どうしよう...。

少し迷った挙句、今回はご厚意の気持ちだけを有難く頂戴して、もう少しこのまま粘ることにしました...!

わざわざ雨の中声をかけて下さり、ありがとうございました!

そうして、車を見送った直後、、

「どこまで行きたいですか?」

なんと、その1つ隣に停車していた車の運転手さんに声をかけられます!

「北見の方を目指してて!....ご一緒出来ませんかね??」

「良いですよ!後ろの自転車片付けるのでちょっと待って貰っても良いですか??」

はい!ありがとうございます!

うぉぉぉぉおおお!!!遂に北見に行けるぅぅう!!

今回乗せて下さったウチウラくんとタカハシくんは、20歳と16歳という超フレッシュな2人組み。

地元の学校の先輩と後輩の間柄で、旭川までドライブで出かけた帰りにちょうど僕を見つけて乗せてくれたのだという。

遠目から僕を見てて、ヒッチハイカーを乗せてみたくて仕方なかったのだとか!笑

いやー、ありがたい、、!

やっぱ若い2人だと何でも興味の赴くままに行動出来ちゃうんですね〜!笑

彼らとは世代が近いだけあって、興味のあることの方向性が似てたりして、あっという間に打ち解けることが出来ました。

おすすめのアニメの話や、嵐の話(北海道に来て嵐好きの人と出会うことが多い)、自転車や陸上など豊富な話題で盛り上がりながら「北見方面」を目指します。

途中、彼らの地元から程近いという「層雲峡温泉」に連れて行って貰いました。

今回の旅で初となる温泉街にテンションが上がります!

夜なので、景色なんかは暗くてよく見えなかったけど、ライトアップされた施設がとても幻想的でした。(写真じゃ伝わりにくいな...笑)

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なんとこの層雲峡温泉は、絶景温泉ランキングみたいなもので全国1位に輝いた経歴があるらしく、「日本一早く紅葉が観れる」スポットとしても有名なのだとか。

次に来るときは、ぜひ紅葉が始まった時期に来たいな〜。

温泉を満喫している最中に、色々とこれからのルートについて話し、なんとこのまま「北見」ではなく「帯広」方面に向かって貰えることに!

遂に、苦労した帯広に向かうことが出来るのか...!

しかも、ウチウラくんとタカハシくんの地元はとっくに通過しているのにも関わらず、わざわざ帯広まで向かってくれるなんて、、!

本当に良い人達過ぎます、、!!

僕の旅のあれこれについてを話したら、お金に余裕ないだろうからと温泉上がりのコンビニで晩御飯まで奢って貰っちゃいました。

美味しかったです、本当にありがとうございました!

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層雲峡温泉から帯広まで約100km弱。

温泉を満喫したところで、ドライブ後半戦に入ります。

北海道のひたすら真っ直ぐに伸びる道をずっと走って行きます。

あっちこっちで見かけた野生のキタキツネがとても可愛かったです。

蝦夷鹿が出るとヤバイねなんて言いながら、明かりもほとんどない暗い夜道を走ってると、ウチウラくんが突然車を止めて、外に出ます。

どうしたんだろう...。

車のライトが消えて空を見上げると、、

なんと!!

夜空には今まで観たことがない程の満天の星空が、、!!(写真には写らなかった)

まるで、プラネタリウムの天球を見ているような星の数に圧倒され、ひたすらに高い声をあげます。

息をすると吸い込まれるんじゃないかと思ってしまう程に神秘的で荘厳な空間に、果たして自分が今そこにちゃんと存在出来ているのかどうか怪しくなりました...。

天の川に北斗七星...。

大きな流れ星が頻繁に流れたりなんかして。

大阪じゃ絶対に観れない星空にとてつもなく感動しました。

そこから車内に戻り、再び帯広を目指します。

そこからさらに走ること約40分。

山を抜けて、遂に帯広市内に到着!

帯広市は、札幌、函館に次ぐ道内随一の都市といわれているそうです。

確かに、車で走っててもこれまで観てきた大都市と遜色ない程に栄えています。

今夜は市内を走り回って見つけたカラオケ屋で3人で夜を明かすことに。

明日は帯広から釧路を目指すつもりです!!

〜13日目〜 「立ち向かえ、逆境!」

13日目

朝8:30...。

朝食を摂るためにとにかく根性で起きる。笑

昨日4:00までドンチャン騒ぎをしてたから、眠すぎて絶対起きれないだろうなーと思っていたけど、意外に何とかなりました!笑

旅の中で体がタフになったのかも...笑

それから、ロビーのある階に降りてスタッフさんが用意してくれた朝食を摂り、10:00にはチェックアウト。

外は雨が降っているので、そのまましばらくロビーで休憩することに。

その時間を使って遅れたブログを書いていると、昨晩の戦友達が続々とロビーに集まって来ました...笑

皆んなおはよう!

ロベルトは相変わらずテンション高いし、なつきちゃんは思っていたよりも元気そうだし、ロンくんは絶対起きれないと言ってたけど、普通に自力でチェックアウト。

やるやん、みんな...!笑

そのあとは、昨日の続きと言わんばかりに色んな話に花が咲きます。

あれやこれやと話す中でも、とにかくロンくんの話がぶっ飛んでて、改めてヒッチハイカーって頭がおかしいんだなと思い知る羽目に。笑

自分から逆境の方に進んで飛び込んでいったり、そのスリルを心から楽しめたりっていうのはもはや才能だよなー。と感じるも、自分の中にも徐々にその片鱗が見え始めてることに改めて気づかされます。笑

雨が今後一週間続く中で、道内を横断しようだなんてちょっと無謀過ぎるもんな、、。笑

しかし、それを差し引いても彼の考え方は本当に普通の人間とはかけ離れ過ぎてて、頭おかしいんじゃないかって腹抱えて皆んなで笑いあってました。

やっぱり、こういう瞬間が一番楽しいんですよねー!笑

あー、大阪に帰ったら皆んなに会いたいなー。

そのまま3時間ぐらい話し込み、なつきちゃんの帰りの飛行機の時間が迫ってるということで、各々の予定に従いここでお別れすることに。

なつきちゃんと僕は新千歳空港に向かい、ロヴとロンくんは夜までここで過ごすそう。

お別れに際して、改めて記念の写真を一枚。

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それぞれの出身地に行く時は必ず連絡すると約束して解散!

なんかまぁ、多分また会える気がするよ。笑

「THE STAY SAPPORO」さん、お世話になりました!最高!

それから僕はなつきちゃんを見送るべく、彼女に同行して新千歳空港に向かうことに。

雨の中を歩いて駅まで向かい、駅から電車を乗り継ぐこと約1時間。

新千歳空港駅」到着〜。

道中では、なつきちゃんのこれまでの一人旅の経緯や、僕の旅のあれこれなんかを話してました。

その中でもやっぱりちょくちょく出てくるロンくんの話題...笑

彼のスーパーウルトラポジティブシンキングは僕たち2人にどうやら多大なる影響を与えたようです。

ロン教...おそるべし!

飛行機の時間ギリギリになって途中焦りながらも、何とか間に合い、無事なつきちゃんを見届けることが出来ました!

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なつきちゃんバイバイ〜。

帰るまでが遠足だかんな。ちゃんと気をつけるんだぞ!

群馬行ったときは宜しくね〜。

さて、無事群馬の妹を見送ったところで、道東の「帯広」を目指すべくヒッチハイクを開始します。

さぁ、新しくボードも書いたことだし、これを胸に持ってこれから空港内を練り歩きます。

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ロンイズムにどっぷり一晩浸かった今の僕にはもう怖いものなんてありません。

ええ、無敵です..!

こんなボードを掲げて空港内を練り歩く人間は他に一人もいないため、史上最高に注目を集めますが、今の僕は自分でも驚く程に平常心を保っていられます。

ロンくんには月額払ってもいいなー。うん。

おぉ、すれ違う人みんなこっち見てくれる!

この中にいる数少ない帯広方面を目指す方も見てくれる可能性高いでしょ...これは!

おいおい、天才かよ...!

空港内を徘徊すること10分。

調子乗り過ぎました。笑

まさかの警備員さんによりストップがかけられ、断念。

空港内でのヒッチハイクって逆に誰に許可取ればいいんですか...!泣

天才的だと思われた空港内ヒッチハイク計画は無残にも砕け散ったため、次の手段をとることに。

雨が降ってるけど、駐車場でのヒッチハイクが一番良いんじゃないかということで、駐車場のゲートの付近で傘とカッパを装備してヒッチハイクを開始。

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暗くなってきたし、なるべく急ぎたいところ...。

そんな焦りに呼応するように、さすが、空港ということだけあって車がひっきりなしにやって来る。

その車全てにアピールするようにボードを掲げて会釈して微笑みかける。

んー、なかなか上手くいかない!

というか、「帯広」ナンバーが全然いない!

通る車の8割が「札幌」ナンバーで残りの2割が「室蘭」と他県からのナンバー。

結局、雨の中立ち尽くした約1時間の間に、「帯広」ナンバーの車は一台も通りませんでした、、。

最初は空港の外で野宿する勢いで夜遅くギリギリまで粘ろうと思っていたけど、これは流石に何かがおかしいと思い、一度思い切って「札幌」まで戻ることに。

ドライバーさんの反応から「札幌」方面までは帰れると確信していました。

ボードの行き先を「札幌」に変えること10分。

一度通り過ぎた車のお姉さんが声をかけて下さり、「札幌」まで送ってくださることに。

「雨の中で可哀想だったから」と乗せて下さったお姉さん。

実は、ヒッチハイカーを乗せたがるという旦那さんと違って、お姉さんは今までヒッチハイカーを乗せたことがないのだそう。

にもかかわらず、気づいたら体が反応して乗せて下さったみたいです、、。

本当にありがとうございます!!

札幌まで向かう車内で自分の状況を説明すると、新千歳空港に「帯広方面」の車が居なかったことの理由が判明。

帯広方面には別の空港があり、道東の人はほとんどそっちの空港を使うのだそう。

いやー、そりゃ居ない訳だわ〜笑

単なるリサーチ不足でした。笑

でも、1つ勉強になったと直ぐにポジティブ変換!

これもロン塾の成果です。笑

乗せて頂いたお姉さんがこれまたとにかく親切な方で、僕が「酪農体験」をしたくて、最終的には「知床」を目指しているのだと伝えると、一緒に最善のルートを考えて下さりました。

空港の件然り、道外の人間には分かり得ない土地柄の情報、例えば「地元民は〜方面に向かう時は○○号線を通って○○区を経由して〜」みたいな情報を沢山下さり、八方塞がりに思えた「知床」への道が途端に明るく照らされたように感じられます!

あぁ、お姉さん、本当にありがとうございます!!

お陰で何とかなりそうです!

その他にも、寝るとこはどうしてるの??とか親御さんは心配してない??だとか、食べ物はどうしてるの??お金はあるの??などとにかく沢山心配して下さり、車の中にあった唯一の食べ物である「箱のチョコレート」を丸々頂きました。

ありがとうございます、美味しく頂きます。

これで頭フル回転で明日は乗り切れそうです。笑

結局、お姉さんには自分の目的地から遠回りして、僕が今日泊まるネットカフェまで送り届けて頂きました。

北海道の人って本当に心が広い、、。

皆さん、本当にありがとうございます!!

明日はお姉さんから頂いたアドバイスを元にヒッチハイクしていこうと思います。

おやすみなさい〜。

番外編 〜12日目 夜〜「ゲストハウスでの楽しい夜」

番外編

さぁ、2回目のゲストハウスはどんな出会いが待っているのか、、。

期待に胸を膨らませ、いざチェックイン!!

中に入って、まず感動したことは内装がとにかくお洒落!(何故写真を撮らなかったんだ、俺!)

そして、受付けのお姉さんの対応が無茶苦茶素敵で感動...!!

入って5分でこれは素敵な宿だと確信しました。

受付でチェックインを済ませて、今夜泊まる5階へ荷物を置きに行く。

適当に荷物を整理した後、あまりの札幌の寒さに耐えかねて上着を買いに行くことに。

(菊池さんにも買った方が良いと言われたし、お金はないけど仕方ない!笑)

繰り出した札幌の街は、碁盤上になっていて名古屋や京都を思わせます。

ずっと歩くと、突如現れた路面電車

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可愛いなーと思ってしばらく眺めてました。

都会の街中を走る電車の構図が絵になるなーと思い何枚か連写。

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そんなこんなでもう少し歩いた先にあったユニクロ上着を買ってゲストハウスに戻ると、ロビーがいつのまにか賑やかになっているではないですか...!

自分もさりげなく仲間入り、、かと思いきや、周りで盛り上がっているのはどうやら観光に来ていたと見られる同じ高校の団体さん。

おぉ、、ほかの人たちはこの共有スペースでわざわざスマホに没頭して、自分の世界に入り込んでいらっしゃる、、。

ここに泊まりに来るからには皆さんきっと旅人のはず。

これは何としても話かけて、色々な話を聞いたり、特別な出会いを楽しみたい、、。

さて、何て話しかけようかなーと迷っていると、受付のスタッフのお兄さんと宿泊者と思われる男の子の話し声が耳に飛び込んで来ました。

「へぇー、すごいね。そんなに長い道のりを?」

「はい、何とか乗せて頂けて〜」

耳に飛び込んで来たワードに体が勝手に反応し、素早くその二人の元へ。

「もしかして、ヒッチハイカーの方ですか??」

「はい、そうです!」

「僕もヒッチハイクでここまで来たんです!大阪から!」

そこから、彼と打ち解けるのはあっという間でした。

待ちに待ち焦がれたヒッチハイカーとの出会いが遂に実現...!

しかも、歳も一個下と僕と同年代だったから驚き!

こんなに運が良いなんて、今日は本当に素晴らしい一日だな!!

東京からヒッチハイクで日本一周を目指しているという彼、「ロンくん」。

彼は僕よりも一足早く北海道に入り、既に最北端「宗谷岬」に降り立ったとのこと。

折り返してきて、この地「札幌」で僕と巡り会いました。

聞きたい話が山ほどあったので、ソファに座って食い気味で話していると、ふいに彼の傍にやって来た外国人の男性。

お酒を片手にロンくんに話しかけます。

それに自然に笑顔で答えるロンくん。

すげぇ!英語喋れるんだ、、!

どうやら、ワーホリで海外留学経験があるという彼。

「ロン」という名前は彼自身が海外でも覚えて貰えるようにと付けたイングリッシュネームらしい。

なんか、カッコいいな...!

スウェーデンから来たという「ロベルト」こと「ロヴ」も加わり、3人でお酒を飲みながらしばらく話をしていると、

「私も混ぜてください〜!」

と突如背後から元気な女の子の声が!

もちろん!と歓迎ムードで迎え入れます。

この度、群馬からやってきて絶賛一人旅中だという「なつきちゃん」。

彼女も加わり、4人でお酒を飲みながら自己紹介も兼ねてこれまでのそれぞれの経緯なんかを話します。

ヒッチハイカーの「ロンくん」に

世界一周中で日本で先生を目指しているという「ロヴ」

一人旅中の「なつきちゃん」

それぞれの話はどれも魅力的で会話の流れは留まることを知らずに、どんどんお酒が進みます。

気づいたら、周りにはもう僕らの4人しか居ない状態で、そんな中、ゲームをしたりしてひたすら盛り上がりました。

黒髭危機一髪に

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ジェンガ

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大富豪にUNO...。

寝る時間も忘れて夜更けまで盛り上がりまくり、その夜だけで皆んなアホみたいに仲良くなりました。笑

ヒッチハイク旅歴がとにかく異次元で超絶ポジティブマシーンの「ロンくん」に、

酔潰れても食い下がって来るキャラが評価され、ひたすらに群馬いじりでイジられる「なつきちゃん」、

覚えた日本語「オネエチャン、オサケノモーヨー。」をやたら連発しまくるお茶目な「ロヴ」。

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一晩でこんな出会いに恵まれたゲストハウスのあの時間は本当に宝箱のようでした。

この楽しい時間ずっと続け!という想いとは裏腹に、襲い来る睡魔には抗えず、一通り騒ぎ終えた深夜4:00にようやく解散。(深夜というかむしろ朝...?)

さて、明日の朝、チェックアウトの時間に何人起きてこれるのか...!!

乞うご期待!

〜12日目〜「愛に溢れた出会い(函館ー札幌)」

12日目

ミヤシタさん、ミウラさんに青森のフェリー乗り場まで送って頂いて3時間後。

遂に津軽海峡フェリーに搭乗。

渡航時間の3時間は寝る!と決めていたけど、一応船内を散策しました。

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へぇー、こんな感じなんですね...!

はい、では、おやすみなさーい。

爆音のアラームみたいな船内放送で熟睡のところを降ろされ、無事函館ターミナルに上陸。

着いたのは2:00過ぎ。

ここから外に出ても何もないし、めっちゃ寒いので、このまま24時間解放のターミナルで朝まで寝て待つことに。

他の渡航者もイスで寝てる人多かったです。

朝、目覚めると何と9:00...!

やばっ、、寝すぎた!

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慌てて支度してターミナルを後に。

ってか、ターミナルの人ずっと寝かしてくれてたんだ、、。優しすぎる。感謝です。

窓の外を見る限りでは天気は曇り。 下手すると雨まで降り出しそう...。

気になって向こう一週間の天気予報を調べると、、、

なんと「全部雨マーク...。」 しかも、土日に至っては雷マークのおまけ付きだし...笑

厳しい道のりになりそうだなーと覚悟しつつ、まぁこんなところにずっと居ても仕方ないので、フェリー乗り場を出ることに。

さぁ、これからどうするか〜、とりあえず函館駅に向かうかー!と意気込んで外に出るも、風が強くてとにかく寒い!!

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半袖一枚が急に心許なく感じられる...笑

最初は適当にヒッチハイクして、捕まらなかったら函館駅まで歩けばいいやーなんて思ってたけれど、無理だと悟ったのか体が反射的にターミナルを出る運転手さんに話しかけに行く。笑

「あの〜、すみません。わたくし、○○でして〜、函館駅まで乗せて頂くことって出来ませんか??」

「あー、すみません、。そっちじゃないんで、、。」

ダメかー。

こればっかりは仕方ないと諦め、マップで駅の方向を調べて歩き出す。

うー、風が強い!

気を抜いてると、スケッチブックが飛ばされそう、、。

「おーい、おーい!」

ビュンビュン風の吹く音の中に微かに女性の呼ぶ声が聞こえる。

パッと後ろを振り向くと、さっき声をかけた運転手さんの奥さんが僕のことを呼んでいました。

「やっぱり乗せてってあげるよ。函館駅でしょ??」

え、!?わー!!本当ですか、ありがとうございます!、!

観光で函館にやってきたというご夫婦。

田舎がこっちにあるそうで、毎年函館に来るのだとか。

北海道の土地柄や天気悪いですね〜みたいな話をしてたら、函館駅に到着!

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いやー、ここまで歩いてくるのは無謀でした、、。お父さん、お母さん、本当にありがとうございました!!

無事、函館駅にたどり着いたところで、おそらく本日の観光のメインとなる「函館朝市」に向かうことに。

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着きました、函館朝市

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漁港とかの朝市はめちゃくちゃ朝が早いイメージだったけど、函館朝市は15:00までやっているらしく、お寝坊さんにとても優しい。

いやー、命拾いしたぜ、、。

9時に起きたときは終わったな、、と思いました。笑

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目まぐるしい数の海鮮たち。

お金があれば逐一味見して行きたいところだけど、今回は予算ももうあまりないので見て楽しみます。

独特の磯の香りを通り抜けながら、海鮮丼が食べられるお店を探すためドンドン奥へと進みます。

すると、目の前にあった「さきいか屋」さんのお姉さんと目が合い、話かけられたので安く食べられる海鮮丼の店を教えて貰いました。

じゃーん!海鮮丼。

ご飯大盛り+100円で¥600(税別)

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お安いっ!...素敵!

やっぱ函館に来たからには海の幸でしょ、、!

函館の味覚を堪能しつつ、その場に居たお兄さんや修学旅行生達とも仲良くなり、大満足してお店を後に。

その後は、近くでやっていたイカ釣りに興じました。

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エサとかはなくて、逆立った釣り針をイカの身体に引っ掛けます。

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成功!

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お刺身にして頂きます。

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ゲソがまだ動いていました。

尊い命に感謝ですね、、。

さて、函館朝市を堪能したところで、直ぐにヒッチハイクを開始することに。

天気があまり良くなくて、今にも雨が降りそう、、。

五稜郭函館山は諦めて、これから「札幌」を目指します。

ヒッチハイク出来そうな駐車場を見つけて、直接ドライバーさんと交渉していきます。

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スケッチブックを掲げていると、結構リアクションして下さったり、「頑張ってね」と声をかけて下さったり皆さん温かい、、!

そうして粘ること、30分。

目の前に一台の札幌ナンバーの車が駐車し、中からご家族が、、。

すかさず、会釈して自己紹介と行き先を伝える。

気さくに話を聞いて下さるご家族はとても笑顔が眩しい...!

「私たちが帰ってきてまだ居たら札幌まで乗せて行ってあげるよ〜!」

満面の笑みのお母さんが言って下さり、目の前がパーっと明るくなりました。

これで何とか札幌まで行けるかも...!

やっぱり、道民の人って親切な人が多いなー。としみじみ...。

しかし、そんなご家族のご厚意に甘えてばかりはいられないので、自分で出来る限りの努力をしようと思い、それからもヒッチハイクを再開。

あっという間に30分が過ぎる。

うーん、なかなか捕まらないなーとあぐねいていた頃、一人のスーツの男性が。

「お兄ちゃん、札幌方面のヒッチハイクなら5号線沿いに出た方が良いよ」

「そうなんですね、ありがとうございます!」

お仕事に向かう途中の忙しい中にも関わらず、親切にも教えて下さいました。

それから、5号線沿いにヒッチハイクポイントを変える途中に、ずっと遠くから見ていたというタクシーの運転手さんにもアドバイスを頂き、5号線沿いでヒッチハイクを開始!

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しかし、30分経っても車は横を過ぎ行くのみでなかなか止まってくれない。

途中、通行人の人に励まされながらも何とか粘り続ける。

早くしないと、雨降りそうだしなー。

ボードを掲げる動作を大きくしてみたりしても、、、

んー、やっぱりダメか〜、、。

さっき声をかけて下さったご家族の言葉が頭の中をちらつく。

あの方達もう帰っちゃったかな〜。

でも、帰るときは絶対この道を通るはず!

上手く見つけて貰えれば、あるいは、、、!

しかし、一方で不安も。

ご家族がいつ帰って来るのか聞くの忘れてた〜!笑

何時頃に帰って来るのか分からない。

そもそも今日中に帰って来るのか!?

あれはもしかすると北海道ジョークで、そもそも一泊するかもしれない...。笑

頭に希望と一抹の不安を抱えながらヒッチハイクを続ける。

ダメだ、、捕まらない。

行き先を「札幌」じゃなく、ICがある「大沼」にそろそろ変えてみようかなと思っていたその時。

目の前を勢いよく向かってくる車が車線を変えて、ハザードランプを点灯させながら10m程先に停車。

これは、、もしや...!?

乗せて下さるのか、、、!?

少し様子を見て、おそるおそる近づくと、、

車のドアが開き

「まだ居たー!乗っていきな!!」

元気なお母さんの声が、、!

あぁー〜〜ー〜っっつ!!!

さっきのご家族のお母さんっ!!泣

元気よく車の方に駆け寄り、晴れて「札幌」までの長距離ドライブをご一緒させて頂くことに。

皮の良い匂いがする高級感漂う車内、、。

しかもその助手席に乗せて頂きました。

「私たちが戻った後に、さっきの場所に居なかったから、もう誰かに拾って貰ったのかなーって話してて!」

「そしたら、居たからさー!!」

「本当にありがとうございます〜!!(切実)」

車内で、ヒッチハイクの流れや俄かにご家族に拾って頂けることを期待していたことも含めて説明すると、どうやら、あれからご家族もずっと僕のことを気にかけて下さっていたみたいで、、!

世の中、本当に愛で溢れてます、、。

胸がじーんとしちゃいました。

今回乗せて下さった「菊池さん」ご一家はとにかく親切な方達で、

「全然気を遣わなくて良いからね!」と常に優しく笑顔で温かい気遣いの言葉をかけて下さったり、「せっかく来たのに、函館名物のラッキーピエロに行ってないのはもったいない!」とわざわざ僕のためだけにラッキーピエロまで寄って下さいました。

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まさかまさかのハンバーガー1つ買うだけの待ち時間で40分近くもかかってしまうとは、、、。

めちゃくちゃ謝るも「気にしないで車の中で食べて良いよ」と言って頂いて、美味しく名物のチャイニーズチキンバーガーを頂くことが出来ました、、。

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お陰で後悔することなく堪能することが出来ました。

めちゃくちゃ美味しかったです、!

本当にありがとうございました、、!

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写真はお母さんから頂いた「とうきび茶」。

大阪では絶対に飲めない「とうもろこしのお茶」です!

これがまた、めちゃくちゃ美味しい。

そんなこんなで晴れて函館〜札幌の長旅がスタート。

お父さんやお母さんの広い北海道の大地を思わせるような豪快な会話や娘さんの明るい笑い声を聞いている内に、次第に緊張の糸が解けて、楽しさや居心地の良さから来る安心感がじわじわ湧いてくる、、!

途中お父さんの一声で「とうきび」を買うことに。

なんとご一緒に僕もご馳走になりました。

ありがとうございます!

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写真を見てわかるとおり、北海道では「とうもろこし」のことを「とうきび」と言うらしいです。

(最初聞いたときは「さとうきび」のことかと思いました。笑)

「甘くて美味しいです!」って僕が感想を言うと、「まだまだこんなもんじゃないぞー。旬過ぎたからあんまりだな」とお父さん。

どうやら、7月の旬のとうきびは、この何倍も美味しいらしいです。

(へぇー、次来るときは絶対7月に来よう...!)

家族みんなでとうきびを齧りながら、ドライブするシーンが北海道ならではだなーと感じて、思わずテンションが上がります!

とうきびの食べ方も人それぞれらしく、指でズラして丁寧に食べたり、歯で豪快にかぶりついたりと、ご家族の中でも三者三様の食べ方があってとても面白かったです。笑

そんなこんなで、家族の温かさに包まれながら、札幌までの長い道中は続きます。

途中、白樺の木があったり、牧場地帯を通って両脇に牛が居たりと目まぐるしく変わる景色に、「北海道は〜なんだよー。」と北海道の土地柄なんかを丁寧に教えて貰ったりもして、道中も全く退屈することなく、ずっと興奮しっぱなしでした!

特に印象に残ったものとしては、「知床」は道民でもあまり行ったことがないらしく

ヒッチハイクで行くのは大変だけど、ここまで来たからには是非行って欲しいなー。」

というお父さんの一言。

知床かー。確かに行ってみたいなー。

ふと窓の外を見ると、どんどん移り変わる景色。 車は僕たちを乗せて、この先も札幌を目指します。

道中にずっと車内で再生されていた「米津玄師」と「嵐」のライブDVDもフルで見れてもう大満足です。

そんな約300kmにも渡る長距離ドライブもいよいよ佳境を迎え、山を降りたら遂に「札幌」というところまでやって来ました。

その流れで、なんと菊池さんのご厚意で本日泊まるゲストハウスまでそのまま送って頂けることに。

名残惜しさを少し感じつつも、車は札幌の街を走り抜け、いよいよ目的地周辺というところまで到達。

約4時間にも及ぶ、長距離ドライブ本当にお疲れ様でした!!

ヒッチハイクにしては長い4時間。

お互いを知るには短すぎる4時間。

ですが、その4時間で菊池さんご家族は、見ず知らずの僕に対して抱えきれない程の愛と勇気を与えて下さいました。

ここ数日、旅をしながら、どこか心にぽっかり穴が空いたような、何だか心許ないような感情に突如襲われることがありました。

しかし、菊池さんご家族の愛や激励の言葉を受けて、そんな心細さが一気に晴れる感じがしました。

きっと、菊池さんご家族に対して、まるで限りなく自分の家族に近いものを感じていたのだと思います。

なので、最後のお別れの瞬間は、ここまでお世話になったことに対する感謝の反面、少し寂しい気持ちもありました。

本当に巡り会えて良かった、、。

この旅は、偶然の巡り合わせで出来ているけど、神様、あるいは時の運は時々、とんでもない巡り合わせを用意してくれます!

今までの道中でも何度かそんな出会いがありました!

僕は、この旅を通して出会ったたくさんの人の無償の愛に触れる中で、普段の生活ではなかなか気づくことが出来ないような「尊い感情」にたくさん出会うことが出来ました。

菊池さんご家族との出会いは、間違いなくそんな僕の中に芽生え始めた感情に惜しみない栄養と前に進むためのエネルギーを与えて下さいました。

本当に感謝の気持ちで一杯です、、。

目的地に到着し、最後のお別れに一枚撮影。

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これで、お別れです。

最後にお父さんが「困ったときは、連絡しておいで!」と名刺を渡して下さいました。

何か恩返しが出来ればな、、そういう気持ちが溢れて来ます。

僕から返せるものは何もないから、せめて、菊池さんを乗せた車が見えなくなる最後の瞬間まで、精一杯の感謝の気持ちを込めて見送りました。

お父さん、お母さん、まどかちゃん。

本当の本当にありがとうございました!!

これからも、絶対にこの気持ちを大事にしますね。

お別れしたあと、僕宛に届いたメッセージを見て、心がじーんと熱くなりました。

一度きりの偶然の出会いの筈が、その後にもずっと僕のことを気にかけて下さる方がいること。

一人じゃないんだって強く思います。

あぁ、本当に旅に出て良かった...!

そして、 僕は「知床」に到達して菊池さんにご報告出来ればそれが一番恩返しになるのではないかと考え、この瞬間にゴールを「知床」にすることを決心しました!

ということで、この先の旅路では最終目的地「知床」を目指します!